人生、50才を越えると残りの人生をどうやって有意義に過ごすか、を考えないといけない。

①嫌いで不得意なことに注力している暇があったら、好きで得意なことに集中したい。そのためには不得意な部分を思い切って外注する。

一時的に収入が減っても好きで得意なことに集中することで挽回できる。

「俺らしい生き方」に挑んだ記憶はいつまでも消えない。

②ときめく人と会う

惰性で人と会い続けるより、「進化型の自分」を目指すなら、自分がときめく人と会うようにする。

③正しいかでなく楽しいか

楽しいかどうかで物事を判断すると見える世界が変わる。

④「クレクレ」をやめて奉仕を楽しむ

尊敬して欲しいとか丁寧に扱って欲しいと考えているとメンタルが不安定になる。それより奉仕による満足感の方がすばらしい。

 

 

 

 

シニアになると食事摂取量の低下が問題になります。吐き気が引き起こされる原因はさまざまですが、胃の働きの低下がよくあります。年齢を重ねると胃を守る粘膜層が減って刺激に弱くなり吐き気を引き起こしやすくなります。また胃の蠕動運動(ぜんどううんどう)が低下すると胃がもたれる大きな原因になります。

老化により自律神経の働きが低下するとストレスがかかりやすく胃の不快感につながります。

胃の働きを整えて吐き気を改善するおすすめなのが梅干し。胃もたれに高い効能があり、とくに薬膳において吐き気の改善によく使われます。

梅干しは薬膳において食あたり、下痢、腹痛、坐骨神経痛の改善にも役立ちます。

夏バテには梅干し!そしてショウガも組み合わせると効果が高まります。

 

 

もう10月ですが、慣れない環境で神経をすり減らして「体調が悪い」「やる気が出ない」と五月病をずるずる引きずっている方はいませんか?

厚労省の労働安全衛生調査(2021年)では、仕事に関する強いストレスを感じている労働者の割合は53.3%。年齢別では30~39才の59.9%がトップで、ストレスの内容は仕事量43.2%、質33.6%、対人関係25.7%、配置転換17.9%となってます。

私は産業医をしていますのでよく分かります。

たかがストレスと放置していると自律神経失調症、うつ病、適応障害、突発性難聴などさまざまな病気の引き金となります。中高年になれば、「仕事の重圧」「両親の介護」などストレスの強度が増します。

さて、ストレスを抱えながら健やかに過ごしている人は何が違うのか?それは日頃から頻繫に外出し、よりよく眠り、運動し、家族や友人、恋人からの社会的サポートを受けていると感じていて、いつも神に祈っている傾向のある人達はストレスに上手に適応するプロセス、最近の言葉で「レジリエンス」を備えています。

廣島麻揚教授はアニメのキャラにたとえて「ワンピースのルフィ。サザエさんのカツオ。ちびまる子ちゃんの花輪くん。」をあげています。逆境にあっても柳の枝のようにしなやかに揺れながら柔軟に対応しています。

これを是非、高めて下さい。

(追伸)

孫のゆうりは天体観測等、宇宙に興味を持っています。

今回、南楽園(宇和島)で、えひめ宇宙フェスが開かれ、抽選で当ったまりかが行ってきました。

バルーンリリースなども青空をバックに良い写真が撮れています。

宇宙は奥が深く神秘的ですね。

 

 

ある男性の娘がJRに勤めていました。

その方は、電車に乗った際に自分が座っていて目の前に高齢の方が来たときは率先して席を譲るそうです。その心は「娘のために少しでもJRに好感を持ってもらうため」でした。

この心掛けを皆さん持って下さい。

①例えば娘が看護師とします。自分がある病院の待合いに居たとします。パワハラもどきの患者さんが「いつまで待たせるんや」と言って事務を困らせたときに「みんな待っているんよ。もうすぐ出来るよ」と言えばすばらしい。

②別例で、息子が消防士とします。たまたま見知らぬ高齢者の方と席が隣になった時に、「台所で火がきちんと消えたかどうか確かめて下さいね」と声がけすることで消防の一役を担うことが出来ます。

是非、こう言った役を演じて下さい。

 

 

 

最近、夏バテだけでなく「秋バテ」も使われるようになった。

だるい、疲れやすい、食欲がない、等の不調が秋になっても取れないときは秋バテである。

秋バテには2種類あって、1つは夏バテがそのまま移行したもの。もう1つは秋になって新たにバテてしまうものである。

人間は恒温動物であり体温維持のため膨大なエネルギーを使う。最近の秋は寒暖差が出たり、異常に暑い日や寒い日が現れるためである。

秋は気圧の変化が大きく、気圧が下がると空気中の酸素分圧が低下し低酸素でも過ごせるように自律神経がリラックスモードつまり副交感神経にスイッチしようとします。体力があれば日中は交感神経にスイッチできますが体力がないと出来ません。

根本的には体力アップを目指して下さい。

(追伸)

敬老の日の前日、孫達がやって来た。

秋バテしないように「マスカットはいかがですか?」の、まりかのパフォーマンスは可愛い。

夕焼けを見ながら散歩も楽しみ、夕食時についでくれる、まりかのビールはおいしかったです。

仲の良い姉妹です。

 

 

 

 

 

「おいしさ」を決める味覚には苦味、酸味、塩味、甘味の4つに最近では「うま味」が加わりました。

英語でも「umami」(ウマーミ)と呼ばれていて、れっきとした英単語である。

さて、何故「辛味」はないのでしょうか?実は辛味は痛みの1種とされていて味覚の中には含まれていません。

味は味蕾(みらい)というセンサーによって最初に感知されます。味蕾は読んで字の如く、花の蕾(つぼみ)によく似た形をしていて花弁のような構造まで一緒である。

食べ物を口に入れると液体成分が唾液と混じり味蕾の「花弁」のすき間にしみ込んでいく。「花弁」には味を感じる細胞があり、そこから神経によって脳に刺激が伝わりはじめて味が認知されます。

そのため1口目を口に入れてから味がわかるまで少し時間がかかるのです。

TVでリポーターが食べ物を口にすると同時に「おいしい!」と叫ぶのはやや怪しいです。

おいしく食べるためには心身の健康が実は最も大事なことを追加しておきます。

 

 

 

シニアの方によく聞いて欲しい話です。

年を取るとこれまでの価値観を変えられなくなる。人生60年の重みが安易な妥協を許さない。だから妙に意固地になったりします。

嫌いな人もこっちから「いい波」を出せばきっと「いい波」が返ってきます。だからケンカになりそうなときは相手を思いやる気持ちを出せば「殴り合い」は避けられます。

残りの人生、そんなに長くないのですから、新たな目標を立てて積極的に前へ進もうではないですか。お金には代えられない何かを得られるはずです。「シニアは老後が心配」と言われますが、一番心配なのは人生、守りに入ってしまうことです。「生きがい」を失うことのないよう、チャレンジ精神を持って下さい。

やり直しは何回でもきくのですから。

(追伸)

久しぶりにK君の写真です。

今回は2005年に、西表(いりおもて)島で撮られた写真です。西表島は沖縄県では沖縄本島に次ぐ大きな島です。

イリオモテヤマネコやカンムリワシなどの希少動物が生息することは有名ですね。

写真①は仲間川のマングローブ原生林クルーズ②は仲間川上流にある樹齢400年のサキシマスオウノキです。

 

 

 

 

7月9日に保険医協会の研修会で大阪より尾内康彦先生を招いて「患者トラブル対応セミナー」が行われた。

私が冒頭、司会で次のように話しました。この36年間に昭和と平成以降と全く患者さんの質が大きく変わったと。

尾内先生の話が進むにつれて、本当にこの10年、患者の質が悪くなった、と。いろいろな造語も生まれた。「モンスターペイシェント」等は最たるものである。ネットへの書き込みもそう。

講演後、尾内先生としばし話しこんだのですが、結論は「昭和は良かった」でした。医療もそうですが楽曲も、若者の世間に対する捉え方、考え方も全て変わった。昭和の高度成長時代は、汗水たらして将来家を建てようとがんばったけど、今の若者は「お金より休み」とよく、経営者が嘆かれます。どこをどうすれば良いのか?このままでは日本は?と心配しながら、陽水の「東へ西へ」を口ずさんでいます。

 

 

 

自分がマネジメントする立場にあるとします。

部下がミスをしてお客様に不快な気持ちを与えたとします。

この場合、自分が直接かかわってなくても自分事として心を込めて謝ることがマナーです。

例えば「部下がご迷惑をおかけしたようで申し訳ございません。実は私がかかわったことではないですが」はアウトです。

自分に責任がないのだから・・・と考えるのは誤解です。「不行き届き」という言葉は「行き届かないこと」「気が利かないこと」を指す言葉で失敗した当の本人の責任を押し付けず、自分の管理不足、教育不足への反省の意味を含んでいます。

「このたびはとんだ失態を演じましてお恥ずかしい限りです」「◎◎には厳しく言い聞かせましたので」という言い方でも気持ちが伝わります。

相手との関係性を良好に保って下さい。

(追伸)

子供は下ほどやんちゃ、と言います。

私も兄貴を手こずらせた“記憶”があります。

孫をみても分かりますね。

 

 

明日、9月1日は防災の日です。

様々な災害について認識を深め、災害に対する備えを充実させることを目的に1960年(昭和35年)に制定されました。

1923年9月1日に関東大震災が発生したことに由来します。十万人以上の死者、行方不明者が出ました。

災害はいつ起こるかわかりません。

まずは過去の大きな災害を教訓として災害に備える心の準備から始め、食料や水などの物の準備、避難経路などの行動について、ふだんから会社ぐるみでやっておくべきです。

当院も災害時に地域住民のための医療提供を出来るよう準備継続中です。

尚、当院には「防災士」の資格を有する看護師が居て中核として準備を行っています。