「大事をなしうる者は小事もなしうる」。

これは古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの格言です。

大きなことをする人は小さなことにも気を配り手抜きしないという意味です。また小さなことができなければ大きなこともなし得ないとも言えます。

役職によって責任の大小はあっても仕事に大小はありません。小事の積み重ねが大事に至るとも言えます。

当院でも事務長、婦長をトップにヘルパーまで役職はさまざまですが、「自分の仕事はレベルが低いから手を抜いても大丈夫だろう」という人は居ませんし、全員が持ち場で100%の力を発揮できるように指導しているつもりです。

 

 

 

「過ぎたるはなお及ばざるが如し」。

これは中国、孔子の教えを弟子達が書き記した文献が出典です。

文献には中庸、つまりまん中や中間辺りがちょうどいいんです、とも加筆されています。

「やり過ぎは、やらなさ過ぎと同じくらいよくない」とも捉えられています。

身の回りで考えると飲食の量、労働のあり方、睡眠時間など「ちょうどいい」は個人差があります。だから他人の真似ではいけません。例えばゴルフの練習で「私は500球打ちます」という人を私が真似すると、くたばってしまいます。むしろ自分なりの中庸をみつけるのが大切です。ヨガでなくてもラジオ体操とか。

自分にあった中庸を見つけて下さい。

 

 

 

暑い夏を涼しく過ごす先人の知恵に「五感の涼」があります。

すだれ、よしず、浴衣、甚平、また打ち水などすると立ちのぼる土の匂いがしてきます。

甘いスイカも、ほてった体を冷やしてくれます。

そして音を聞いて涼味を感じさせるものの代表が風鈴です。

風鈴は2000年前の中国が起源です。風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占った「占風鐸」(せんぷうたく)であると言われています。

これを僧侶が日本に持ち帰って青銅製の「風鐸」(ふうたく)が魔除けとして寺院のお堂の軒先に吊るされるようになりました。

日本は色々なもので季節を感じる国ですね。

 

 

 

暑い夏も、もう少し。乗り切るためには体調管理に留意する必要があります。

まず冷房の効いた部屋からの出入りで体温調節がうまくいくか?

また、食欲低下による栄養不足で体調が悪くなるケースも想定しないといけません。

対策の一つは旬の食材を食べることです。キュウリ、トマト、ピーマン、ゴーヤ、ナス、トウモロコシなど。夏野菜は水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く体にこもった熱をクールダウンさせる効果があります。

また紫外線のダメージ軽減にも旬の食べ物の効果は大です。

わが家のカタツムリも食材のおかげで元気一杯です。

 

 

8月6日の恒例の釣りが台風予測で流れた。

さて、孫達が8月5日、夏休みでやってきた。

特に下のまりかは、コロナでこの3年くらい「夏」の体験がなかったので、8月5~6日と、しばしの遊びをした。

ゆうちゃん恒例のせみ取り、に行った。コロナに拘らず年々歳々、自然は変わっていなかった。いつもの場所に、せみはたくさん居て6匹のせみ取りに嬌声をあげた。

愛犬キー君の散歩も久しぶりに3人で行って、キーの元気な姿を見ることが出来た。

2日目は、まりちゃんと若草から城山登山を行い、帰りは生まれて初めてのリフト(小1から可)に乗ることが出来た。尚、頂上で患者のTさん(女性)に偶然出会えて、まりかと対面がかなった。こちらは老いる一方だが孫達は年々、たくましく、また、大人の言葉や仕草を体得していて楽しい2日間であった。

尚、8月7日でキー君は10才になりました。

 

 

 

 

 

海外旅行などで時差ぼけになり「体がだるい」「食欲がない」「眠い」等の症状が出ます。

これは体内時計と外の環境にずれがあるために生じます。

体内時計とは外界と関係なく1日周期で生体のリズムを調整しているシステムで、それをつかさどっているのが2017年のノーベル生理学医学賞で話題になった「時計遺伝子」である。体内時計は24.5時間で動いているため1日24時間とのズレがあり、放っておくと差が拡大する。

どこかでリセットしなければ睡眠障害だけでなくうつ病や過敏性腸炎、アレルギー疾患、生活習慣病、更にがんにもつながるそうです。

体内時計を早めるポイントは光と食と運動です。

光刺激は覚醒・睡眠リズムを作り出すので朝、屋外の光を浴びるのが正解。食では朝食を抜くと筋肉の維持・増加に不利であるので少しでも食べて下さい。運動は言うまでもありません。

体内時計を調整してみて下さい。

 

 

 

学生と社会人はどこが決定的に違うのか?みなさん、何だと思いますか?

学生は自分1人の世界を全うすれば良いのですが、社会人はそこが違います。

良くも悪くも不良学生でも学校では成り立つのですが、不良社員では会社に生き残れません。

では会社の中で、うまくやっていくコツは何でしょう。

どうしたら他の社員に好かれるのか?それは巡り合う人を大切にすることです。一緒に働く人を好きになることです。人の心は鏡です。好意を持てば好意が返ってきます。嫌な奴と思えば、嫌な奴と思われます。これを好意の返報性と言います。

さて、あいさつは「相手より先に明るい表情で元気よく」を心がけて下さい。そして人の良い所を見て仕事をすると自分にとって良い方向に流れていくはずです。

まず元気なあいさつを毎日の習慣にして下さい。

(追伸)

土曜日に松前のひょこたん池公園に行って来ました。

ゆうちゃんが小さい時に一度、行ってます。ひまわりが満開で蓮の花も綺麗です。

池の水も澄んでいて、まさに田園風景でした。

 

 

私もよく診察するむち打ち。正式には「むち打ち損傷」と言います。

追突事故を起こした場合、急激に速度が落ちてどうなるか?胴体は移動し続けようとするが頭は重いためその場に残ろうとし、頸部が過度に伸びる。すると、頸部を支える頸椎や頸部の筋肉、関節、神経などに影響が生じます。

この頭の運動が猛獣使いの鞭のさばきに似ているため「むち打ち」と命名されました。

さて、むち打ちで2~3日してからめまいを訴える人がいます。立っているときや歩行時にふわふわする、とも訴えます。

この訴えを周りの人は「大げさ」と言う方がいます。すると当人は「周囲に理解されていない」という疎外感を引き起こし、心にも影響します。このめまいは医学的にも詳しくは分かっていません。

今こそ衝突回避性能の進化を発展させて交通事故ゼロを期待したいものです。

 

 

A君は人と対立することが苦手で会議の場では議論を避けてきました。

ある時、ラグビーの試合を見て少なからず衝撃を受けました。それは「ノーサイド」という言葉です。

プレー中は激しい闘志をみなぎらせて戦った選手同士がゲームが終わると全てを忘れて互いに健闘を称え(たたえ)合います。その姿にA君は大きな感動を覚え、「今の自分に必要なのはこれだ」と膝を叩いたのです。

A君は会議で厳しく自分の意見に反論してくるB上司が苦手でした。

ところが、ある日、電車を先に降りたB上司がホームでA君を見送ってくれたのです。これこそまさにラグビーで言う「ノーサイド」だと思いました。

結論が出たらサッと気持ちを切り替える爽快さを学んだA君でした。

 

 

7月以降、猛暑です。なんといっても「脱水症」に注意です。

シニアの場合は体重の占める水分割合が50%程度に減っています。

更に腎機能の低下によって体内に必要な水分及び電解質をとどめておくことが難しくなります。

シニアにとって日差しが強い外の外出や屋外の作業は注意が欠かせません。

さて、汗で失った水を補う食材を取り入れることが重要です。おすすめはマンゴーです。火照った体をクールダウンすると共に喉の渇きを鎮めて不足した水分をたっぷりと補う働きがあります。消化不足にも役立ち夏バテ対策にはうってつけのフルーツです。

女性にとっても美容に威力を発揮します。シミ予防にもなります。

「朝イチマンゴー」摂れれば幸せです。