イラン出身でタレントや女優で活躍しているサヘル・ローズさん。

四才で家族と生き別れ、自分の名前も出生地、生年月日も不明。

孤児院で生活し義母からサヘル・ローズという名前をつけてもらいました。

サヘルはサハラ砂漠、ローズはバラ、つまり「砂漠に咲くバラ」という意味です。

本来、バラは砂漠には咲きませんが、砂漠に咲くほどの力強さを持って欲しいとこの名前がつけられたようです。

皆さん、自分の名前が親がどんな思いでつけたか、その由来を聞いてみて下さい。

新たな視点が生まれるかも知れません。

(追伸)

7月17日(月)猛暑の日に、孫達は2人そろってピアノの発表会でした。

何事も達成するには日々の練習が大切です。よくがんばりました。

練習を怠ると成果は出ない。私はゴルフで体感しています。

 

 

「和食」はユネスコの無形文化遺産に登録されていることを御存知ですか。

2013年12月に登録されています。

コロナが終息してきて外国人が大勢訪れていて、お箸や箸置きをお土産に買う人が多いそうです。

①日本人とお箸

生後、100日目に、わが子が一生食べる物に困らないようにという願いを込めて行う伝統的な儀式「お食い初め」。その祝い膳には白木の箸が置かれています。

②お箸の置き方

食事中にお茶を飲んだり会話を楽しむときは、お箸はいったん置きます。そのお箸は食器の上に置くのは箸づかいのタブーです。お盆の上もダメです。必ず箸置きに置くことで自分の体と平行に横向きです。

③箸置きがないときは箸袋を折って箸置きの代わりを作って下さい。

どうか日本人として恥ずかしくないよに和食を楽しんで下さい。

 

 

 

5月のGWで一息ついた人は多かったですが、新年度が始まってから1ヵ月くらいで大型連休があるのは、こころの健康に配慮した素晴らしい先人の知恵である。

さて、問題を早く見つけて対処することは大事だが、どうしても問題ばかりを探すようになってくる。こころの視野狭窄(きょうさく)状態に陥り問題がクローズアップされ、目がいきやすくなる。その結果、思うようにできないことが目に入って自信がなくなる。

運動ではよく知られているが、力を入れ続けていたのでは、いざというときに力が入らない。

適度に力を抜いたら次のステップに入れる。私はゴルフスイングで覚えた。トップの位置で手の力を抜き最大限の体幹の捻転をしておくとダウンからフィニッシュまで一気に振りぬける。いつも手で握りしめていてはダメです。

運動も仕事も「緩急」をつけて下さい。

 

 

 

 

 

「坐薬」と聞くと皆さん、どんなイメージをお持ちですか?

きっと「小児がクスリをうまく飲めないのでお尻から入れるヤツ」というイメージが強いのじゃないでしょうか?

しかし高齢者などにも使用しています。

坐薬として用いられるクスリには解熱鎮痛、抗けいれん、吐き気止め、下剤などさまざま存在します。

入院患者さんの高熱に対しては、さまざまなケースで坐薬を使っています。それにはちゃんとした理由があります。

坐薬の成分は直腸から吸収され効果の発現が内服薬に比べてかなり早いのです。

内服薬は小腸から吸収されるとまず門脈を通って肝ぞうに到達しその後、全身の血液に分布します。このときクスリは肝ぞうである程度、代謝分解されてしまいます。(初回通過効果)。

坐薬は、つまり初回通過効果を受けないので内服薬に比べ発現が早く、しかも効果が優っています。

坐薬の成分は「基剤」というものに含まれていて、その基剤が直腸の体温で溶けて成分が溶け出し吸収され効果を出します。基剤が高温の場所だと溶けてしまうので冷ぞう庫で保管して下さい。

最近、整形疾患の痛みにも内服で効かない人に坐薬を処方して、うまく行ったケースがよく見られます。

 

 

 

医師と話をして、よく話題になるのが飛行機内。飛行機に乗っていて「お医者様はいらっしゃいませんか」とのドクターコールに対してどう対応しているか?

医師が迷う原因は①自分の専門外ではなかろうか?②到着してからの仕事が待っていて遅れる訳には行かない、等々。しかし実は一番大きな原因は「誤診をして刑事責任や損害賠償責任を負わされるかも知れない」である。

ここの法整備がしっかりしていないと、これから首都直下型や南海トラフなどの地震、富士山の大噴火などの大規模災害に直面して現場で人命救助に当たる場合に一抹の不安が残る。

さてアメリカ合衆国は30年以上も前に全州で「善きサマリア人法」という法律が制定されており、「医師の善意に基づく救急処置に対しては結果がどうあれ損害賠償請求することを許さない」とあります。医師の免責を念頭に作られた法律です。

皆さんはどう思われますか?

 

 

 

日本語には体の様子で心の状態を示す言葉がたくさんあります。

①引け目を感じる様子は「肩身が狭い」

②威勢がよくて得意な態度をみせて「肩で風を切る」

③怒った時は「腹が立つ」

④覚悟を決めるときは「腹を据える」等。

他に心の状態を体の部分で表現しているものもあります。

①身近な人を亡くすと「胸にぽっかり穴が開く」

②傷みやすい魚とは「足がはやい」

③うどんに「腰がある」等。

理性を働かせて論理的思考で仕事を行うことも大事ですが「からだ言葉」のように感覚や感性で物事を捉えることも大切です。

 

 

尿に関して外来に来られる方は年々、増えています。ここでまずは生活習慣の見直しが必要なケースが多いです。

「おしっこをたくさんするために水をいっぱい飲む。たくさんおしっこをするのが体に良い」と思っている方が多いですが、それには程度があります。

頻尿の多くの方は過剰飲水が原因です。

大原則としてヒトの体内水分量は一定であること。余分に飲んだ水分は必ず外に尿として出ます。水分だけでなく塩分や糖分も過剰・欠乏どちらも体に大きな負担になります。“ほどほど”が健康維持の秘訣です。

さて成人は1日2ℓの水分が必要と言われているのですが多くは食事で摂取できているので2ℓ飲むと当然、頻尿になります。腎ぞうは体内の余分な水分量を精密に計算して尿量を決め、水分量が不足すれば口渇反射を誘導するので、のどの渇いた時に水分を飲めば水分量は賄えます。

あと、頻尿患者さんは尿意を感じても少し我慢することは実に有効です。是非、実行して下さい。

 

 

Aさんは人の名前を覚えることが苦手なため久しぶりに会った相手の名前が思い出せないと相談がありました。

「出会った人にお礼状やメールを出すこと」を勧めました。

文面を考えながら、その人のことを思い出すことで自然と名前を覚えられるようになり相手からも覚えてもらうようになりました。

相手への深い興味と関心が名前を覚える秘訣です。

一つの出会いを活かし、つながりに変えていきたいものです。

(追伸)

姉妹のつながりも一生、消えない絆(きずな)です。

仲良く、すくすくと育って欲しいです。

 

 

 

 

 

宴会で特に中年男性の集まりでビールを飲むことは多いです。2~3時間のうちに普通男性は1~2回はトイレに立つのではないでしょうか?

しかし全くトイレに行かない人がいます。

よく膀胱容量が大きいのでは?と思うかも知れませんが、これは要注意です。

病気としては「前立腺肥大」の有無です。

一般的な膀胱容量は300~400㎖で、150~200㎖たまるとトイレに行きたくなります。ふだんは交感神経が働いて膀胱平滑筋が緩み、膀胱の出口の筋肉である内尿道括約筋が収縮することで、おしっこが漏れないようにしています。逆におしっこをするときは膀胱平滑筋が収縮し、内尿道括約筋が緩んでおしっこが外に出るのです。

ところが前立腺肥大の人はアルコールを大量に取ると前立腺がうっ血して腫れることで尿道を圧迫して、おしっこが出にくくなります。放置すると尿が全く出ない「尿閉」などを起こします。

一度、専門医を受診してみて下さい。

 

 

 

みなさん精神科用語で「フロー状態」って知ってますか?

文献的には「時間が経つのも忘れるほど作業に没頭し外から受ける刺激にも気がつかなくなる状態のこと」です。

仕事でフロー状態になると集中力、創造性が高まるだけでなく、とても気持ちがいいものです。

2023年のWBCでの日本選手の活躍を思い出して下さい。準決勝に限らず日本の選手がフロー状態に入っているように見える場面がたくさんありました。監督もコーチ、応援する人達全員がフロー状態に入っていたと思います。

こうした意識は私達誰にとっても大切です。

自分が何が出来るか考えて、全力を尽くすことです。きっとフロー状態に入れます。