現在、高齢者と言っても65~75才くらいの方はみんなお元気である。

「老いる」ことを食い止めるアンチエイジングの対応も強調されているが、むしろ伸ばしてきた寿命の中身をどのように充実させるかに注力すべきである。

①オタクになる

興味のあることに絞る。本当に好きなことは何才になっても続けることができます。

例えば70才になったら残りの持ち時間は多くないので嫌なことをやっている暇はない。

気の進まない付き合いも避ける。

②マンネリを避ける

日々の生活には変化が必要である。

マンネリに陥らないためには、すぐに行動することです。

分からないことは体面も気にせず人に聞く、労をいとわず人に会うなどが大事です。変化と行動はコインの両面です。

③井戸端会議を楽しむ

しゃべることは一つのカタルシスになる。本音を飾らずにしゃべってみると自分に向いていることや好きなことを発見するきっかけになる場合があります。

以上、老いを遠ざけるのではなく老いの中に楽しみを見い出して下さい。

 

 

 

 

日本サービスマナー協会の澤野弘さんの一文を読んで納得した箇所を紹介します。

ある人が「ブリッジの夜景が美しく見える」というふれこみの部屋に宿泊しました。ところが、毎日、点灯されている橋のあかりはその日、なぜかつくことがなく、イルミネーションを楽しむことは出来ませんでした。

そこでこう考えました。もしチェックイン時に「調べました所、あいにく今夜はブリッジが点灯しないようです」と言われていたなら残念な気持ちは軽減されたことでしょう。

ビジネスマナーの観点からいっても「調べて伝える」ことはとても重要です。

お客様から何か聞かれたときに即答できなくても「存じません」ではなくて「早速、調べましてお返事します」と付け加えるとどうでしょう。信頼度がアップします。

昨今は「エビデンス」という言葉がよく使われます。客観的な事実は調べて伝えることで話に説得力が生まれます。

今日から習慣化して下さい。

 

 

人からほめられた時、皆さんは何と答えますか?

ビジネスマナー講師の美月あきこさんが次のように述べています。

一番いけないのは、「そんなことはないです」とほめ言葉を真っ向から否定することです。場がシラケます。

では、ほめられたらどのように返すのがよいのでしょう?

例えば「素晴らしいご経歴で優秀ですね」とほめられたら「ありがとうございます。でも失敗も多くてお恥ずかしい限りです。今後もご指導願います」と謙遜しつつも前向きな表現にすると印象アップです。

特に目上の人からほめられた場合、言葉選びに注意して下さい。「身に余る」や「もったいないお言葉」、「過分な」といったフレーズを覚えておくとスムーズに受け答えできます。

自分も相手も幸せな気持ちになりたいものです。

 

 

 

 

 

医学生時代に「肩こり」は外国人にはない、と教わった。その時は驚きと共に、外人は何故、ないのだろうと不思議に思った記憶がある。

しかし医者になって整形外科の教科書を見ても「肩こり」という病名はないのです。日本整形外科学会の報告では「肩こり」を「肩関節部~項部の間、項部、肩甲骨部及び肩甲間部における”固くなった感じ””重苦しい感じ”痛い感じ”としています。つまり肩こり「肩のこり」「背中のこり」「首のこり」「頭痛」といったさまざまな自覚症状を単にまとめたものなのです。

19世紀の終わりには使われており、明治・大正時代の医師、瀬川昌耆が1896年に出した著書に「裁縫業に従事すれば肩たちまち凝る、張る、痛むと訴える」とあります。

また樋口一葉は「われから」(1896年)で「あるときは婦女どもにこる肩をたたかせ・・・」とあり「こる」と書いています。

さて「肩がこる」に相当する英語表現は「have a stiff neck」が近いようです。

「肩こり」は世界共通の症状ではなく日本の文化の中で培われた身体症状のようです。

(追伸)

今回は、まりかの成長のビフォー・アフターの写真です。

ビフォーのは、まりかが1才のときに姉のゆうりのランドセルをおもちゃにしている写真です。

アフターが今月の1年生の写真です。

尚、ランドセルは、ゆうりとまりかは全く同じものです。

 

 

 

新緑の季節となりました。

「緑」が目にしみる季節です。

家の中に小さな花瓶の緑を見るだけで心が癒されます。

小さな観葉植物でも心を癒やし人間関係を和らげる作用があります。

仕事場のデスクの上に置かれた小さな観葉植物にも水をやるひと時が心を和ませ束の間、頭をすっきりさせてくれます。

植物の緑は心身に良い影響を与えてくれます。

時々、回診の時に小さな観葉植物を置いてある入院患者さんがいます。とても心が和みますね。

当院も屋上に花壇を作っていて、とても入院患者さんから喜ばれます。

皆様、家の中に小さくても緑を取り入れて下さい。

 

 

 

 

 

 

まりちゃんもついに小学生。

4月10日の入学式を経て通学をがんばっています。

読者の皆さん、小学1年生の記憶ってありますか?

私は1コマだけ覚えています。

このフレッシュな気持ちを一生、持ち続けたいものです。

最後の写真は、姉のゆうりが妹のまりかを小学校の集合場所に送っている写真です。自分は、また帰宅して中学校へ再出発するそうです。

 

 

 

 

今年の4月15日に開園40周年を迎えた東京ディズニーランド。

子供なら誰しも1度は訪れたい観光スポットである。

孫の姉のゆうちゃんは何回も行きましたが、妹のまりちゃんは1才に行ったきり4年間はコロナで行けずじまい。ついにコロナも減ってきたこの春休みのタイミングで2人共、先週行けました。特にまりちゃんは見るもの、聞くもの全て目新しく大興奮だったようである。

しばしでも夢の世界に浸れてよかったですね。

2人共、その分新年度、学校をがんばって下さい。

 

 

若い人は、あまり気にとめないですが人生80年、90年の時代になると歯の話は避けて通れません。

小さい時は虫歯になると抜歯という考えが主流でした。ここからは現役歯科医の意見も入れて話します。

現在、「抜歯」は歯の治療の最終手段で、1本でも多くの歯を残すのが歯科医療の使命でした。それ故、患者さんからみると、精いっぱいの治療をしてもらってからの抜歯なので納得しやすかったのです。

さて、超高齢化社会では全身疾患を抱える人が増えています。病気と歯の病気と、どちらの治療を優先させるのか、このバランスを考える必要があります。

また、加齢に伴う体力的な余力の減少、摂食・嚥下機能の低下、活動範囲の制限、感染抵抗力の低下などによる影響も出てくる。また口腔内細菌が肺に落ち込み肺炎も発症する。

こう考えていくと、医師、歯科医師の連携が必須になる。

手前味噌ですが母校、東医歯大は現在、医学部、歯学部棟をつなげて、両方を行き来、出来るようにしています。

マインドを変える時代になってきました。

 

 

 

4月1日から自転車乗員のヘルメット着用が努力義務化されました。同乗する人も着用しなければなりません。

これからは全年齢が対象になります。

また日本産業規格(JIS)で定められたもので、あご紐も付いているものです。

努力義務で罰則はありません。

しかし、外来診療をしていると自転車に乗った大学生が車にはねられて頭部に外傷を負った方が多く見受けられます。この5年間で自転車に限って調べると死傷者に占める致死率は非着用者が着用者の2.2倍であったという国の統計があります。

更に実験研究で1度、打撃を受けたヘルメットでは、その保護作用が減弱することがわかっています。

転倒などでヘルメットが外力を受けた際には新しいヘルメットに交換することをお勧めします。

(追伸)

努力義務とは言え、医療者として模範になるように、4月に当院に入職した鈴木緋乃さん(鍼・マッサージ師)は通勤用に早速ヘルメットを買いました。

事故に巻き込まれても軽傷ですみますように。

 

 

 

 

 

4月は新たな人間関係の中で生活や仕事を始める人も多いでしょう。

人間関係を築く第1歩は自分自身を知ってもらうことから始まります。

その方法の1つが自己紹介です。

話し方のポイントは様々ですが、短い時間で印象深く自分を表現するのは容易ではありません。

そこで私が感じたのは、薬品会社のMRさんの自己紹介。数年前から診察室でノートパソコンを持ち出し自分の出身や学歴や趣味、等を実に短い時間で見せてくれます。一昔前なら考えられなかった方法です。昔、T薬品会社の女性MRが自分の郷里、佐賀でアドバルーンを揚げている、いわゆるバルーンフェスタのことをPRの中で話していて、興味が湧き、当時3才くらいのゆうちゃんと佐賀まで行ったことを思い出しました。

創意工夫、大事ですね。

(追伸)

今年の桜は時期的には早かったですね。

「桜の木の下で」仲むつまじい孫達です。(宇和島にて)