病膏肓に入る(やまいこうこうにいる)
愛嬌
マナーデザイナーの岩本宣子さんの講話から引用します。
「人生は愛嬌と運で決まる」という言葉があるそうです。
「運」は確かに天が味方するかどうか?ということですから理解しやすいですが愛嬌とは?
京都大学第16代総長、平沢興氏は「人生は、にこにこ顔の命がけ」と言っていました。つまり心がいつも上機嫌にいなさい、と言うことです。
精神科や心理学の先生が最近、よく使う表現があります。気持ちがふさいだ時こそ笑顔であいさつしなさい、と。すると、ふさいだ心に風穴があきます。
笑顔の表情は脳を活性化するそうです。
嫌な表情をしていたら、周りも嫌な気分になります。
自分のためにも他者のためにも明るい表情は大切にしたいものです。
(追伸)
5月27日に清水小学校へ学校検診(小1)に行きました。小学校というものは何回行っても懐かしさがあるものです。
さて今回は生徒がたくさん白衣姿の私に寄ってきて、ある1人(Ⅰ君)が、「せんせい、チップ(うさぎ)が死んだんだよ」と興奮して話しかけてきました。いつも私もうさぎ小屋をのぞいていましたから、詳しく話を聞きました。するとI君曰く、「きのうは僕がエサをやったんだけど、どうもいつもパクパク食べるのに今日はあまり食べんな、と思っとったんよ」と。まわりに一杯、生徒が集まってきて、知らなかった子供達も「えー、死んだの」と騒然となりました。9才だったそうで、みんなのアイドルだったチップの死。これも生徒達の人生の勉強だなと痛感しました。
「死」は悲しいものです。帰りに、主のいない小屋の前を通って、私も寂しくなりました。
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沖縄国際海洋博覧会
K君の了解を得て、以下の文を掲載しました。
返還後の本土復帰記念事業として沖縄本島・本部町(もとぶちょう)で1975年から1976年にかけて沖縄国際海洋博覧会が開催され、それを契機に沖縄本島では開発が劇的に進み、高速道路である沖縄自動車道の一部開業や各国道の拡幅、大型ホテルの建築などがもたらされました。私は、那覇市から高速道路を利用しても2時間以上かかる本部町で開催される意義がよくわかりませんでした。しかしこの地に立ち、写真のような美しい海と沖に見える伊江島(いえじま)からなる南太平洋のタヒチ諸島を彷彿とさせる風景を目にしたとき、この地で海洋博を開催することを決断した人々の気持ちが理解できるようになりました。
左の写真は、沖縄海洋博覧会公園から見た伊江島(いえじま)方面の風景。島のとがった山は城山(ぐすくやま:沖縄では城をグスクと読みます)で、沖縄の人々(ウチナンチュウ)は親しみを込めて「たっちゅう」と呼んでいます。
右の写真は、沖縄海洋博覧会公園より見た伊江島(いえじま)方面の夕景。昔のアメリカ映画の「南太平洋」に出てくるモーレア島の風景を彷彿とさせます。
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ヤナギ
新型コロナウィルスの発熱者が爆発的に増えている北朝鮮で国営メディアが「ヤナギの葉を煎じて飲む」といった民間療法を紹介していますが、これには私も驚きました。ヤナギ??
ところが5月17日号の日経新聞「春秋」によると、19世紀に欧州の学者らがヤナギ葉の有効成分の分離や生成にこぎつけ著名な解熱鎮痛剤「アスピリン」が生まれたとあります。
そう考えると、全くのデマではなさそうです。
さて仏教でヤナギはその薬効などから霊木とされています。京都の三十三間堂でも祈願した浄水を小枝で参拝者に注ぐ「楊枝(やなぎ)のお加持」の仏事が古くから行われ、頭痛封じに御利益があると言う。
さて本題ですが、北朝鮮は国際的枠組みからのワクチン提供も拒絶していました。核やミサイルではなく一般国民の人命を尊重して欲しいし、日本は今からでもワクチン提供をしてあげるべきだと思います。世界の人民はみんな平等という観点から。
沖縄
K君より沖縄の風景写真です。
左は、やんばる奥集落の鯉のぼり:沖縄本島北部は山が深く、「やんばる」と呼ばれ、その中でも最北部に「奥集落」があります。
ゴールデンウイークの頃には集落を挙げて川の上に鯉のぼりを挙げます。
右は、伊江島ユリ園:沖縄本島本部(もとぶ)半島の沖合に伊江島(いえじま)があります。
この島は大戦時に米軍が上陸したために多大な被害を受けた島で、今でも数多くの戦跡が残っています。写真は島の北部のリリーフィールドと呼ばれる場所で、5月に無数のユリが見事に咲き誇ります。沖の島は伊是名島(いぜなじま)で、琉球王朝の開祖の出身地です。
(いずれも2008年5月撮影)
尚、沖縄本土復帰50周年が先日の5月15日でした。時々、沖縄の写真と同時に沖縄の歩んできた復興の歴史に敬意を表したいと思います。
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ワクチン接種
新型コロナ感染症に限らず「ワクチン」というものは有効で、すばらしいものです。
種痘、子宮頸癌、インフルエンザ、水痘・・・と数えたらキリがありません。
さてワクチン接種の普及に取り組んでいる呼吸器内科医に永井英明先生が居ます。東京、清瀬市で国立病院機構東京病院感染症科部長をされていますが私の東医歯大の後輩になります。
彼は長く肺炎球菌やインフルエンザのワクチン接種を広める取り組みを続けてきました。
ワクチンを打つことで予防できる疾患は確実に予防していくべきーという考え方は世界的コンセンサスですが、日本ではまだまだ遅れていると言う。そんな時に登場したのが帯状疱疹のワクチンです。日本では50才以上を対象に行っています。
生ワクチンと不活化ワクチンがありますが発症予防効果の点では不活化ワクチンに軍配が上がる。ただ1~2万円と高額なのがネック。名古屋市は半額に、千葉県いすみ市のように不活化ワクチンにのみ助成金を出す自治体も出てきた。まだまだであるが、永井先生は日本人の「帯状疱疹」に対する意識の低さを不安視しています。神経痛が残ったり、目の神経にダメージが及んで失明を招くリスクもあるのです。
皆さん、今1度、ワクチンについて考えてみて下さい。
K君からの写真です。
左は有名な川奈ゴルフ場。
右は伊東市の景勝地城ヶ崎海岸。柱状節理の断崖が美しいです。
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良い出会い
コロナ感染症の後遺症
現在、感染の中心になっているオミクロン株、特にBA2は感染しても多くは重症化しないで軽症で済むと言われ軽視している人が多いです。
しかし甘く考えていると心臓に深刻な事態を招く危険があります。今年2月、米国の「ネイチャーメディシン」にコロナによって心臓や血管の後遺症リスクが高まる可能性を指摘する論文が載りました。
新型コロナにかかった人は重症・軽症にかかわらず発症後1年間に20種類に及ぶ心臓や血管の疾患の発症リスクが高くなっていました。
不整脈、心筋炎、心筋梗塞、脳梗塞、心不全、脳卒中のリスクが全て上昇しています。
ふだんから血管にダメージを与えるような生活習慣の改善を心がけて下さい。また高血圧、糖尿病、高脂血症等の薬は必ず継続服用して下さい。
命を守るためにも「コロナにかかると心臓や血管の疾患リスクが上がる」と意識しておいて下さい。
宇和島の孫達はコロナの事もあり今回はやって来ませんでしたが、仲良い写真を送って来ました。
すくすくと育っているようです。
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未知への挑戦
去年、入社したばかりの人は多くの経験を積んでいますが、この経験値が一方では成長の妨げになることがあります。
例えば、ルーティンの業務を行う際に「前回通りやればいい」と思うか「前回はこうしたが違う方法はないか?」と考えるのでは大きな差があります。
また新しい事柄に直面した時、「知らないから出来ない」ではいつまでも経験することは出来ず、今以上の能力を得ることはできません。
今までの経験値を捨てて未知の領域へ飛び込むことも必要です。
経験値に溺(おぼ)れることなく常に挑戦する姿勢を持ち続けましょう。
K君が以前撮ったものです。
写真は芝桜の丘として知られる、埼玉県秩父市の羊山公園のゴールデンウイークの頃の写真です。
次の写真で見られる山は秩父の名山で日本二百名山に指定されている武甲山です。北側が石灰岩でできているため、採掘が繰り返されて山容がすっかり変わり、頂上の標高も1336mから1304mになってしまいました。写真でも採掘の跡が見て取れると思います。
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