東京に住んでいた方なら誰もが知っている「アマンド」。携帯なき時代の六本木の待ち合わせは「アマンド前」が定番だった。店の創業は1946年。六本木店は64年。店名の由来は、現社長の茂田優さん曰く、「甘い物で戦後の日本人を明るくしようと思って『甘人』=アマンドと名付けた」と。

私も大学生から医師になった頃、頻繁にアマンドを待ち合わせに使った。芸能人の来店も多く1時間も居れば誰かしらを見かけた。

喫茶店で店内に絵画を掛けたのも、おしぼりサービスをしたのもアマンドが最初。フランク永井が歌った「有楽町で逢いましょう」は49年に開店したアマンド有楽町店(現在は閉店)がモチーフになっている。

3年前に復刻メニューを始めた。

「スパゲティコスモポリタン」「ミルクケーキ」「プリンアラモード」・・・。これが若い人に「インスタ映えする」と人気になり定番メニューになった。

茂田社長曰く、「六本木を含め都内4カ所で展開する喫茶事業と空港の土産物コーナーでお菓子を売る物販事業など『アマンド』を冠したビジネスは黒字です。」と。

懐かしい「アマンド」の話でした。

 

(追伸)

秋の空高く、「高~い、高~い」と、まりかのはじける笑顔です。

肉は何回も取り上げました。タンパク質や脂肪、鉄分、ビタミンB群など重要な栄養素が含まれておりますが、一方赤身の肉やハム、ソーセージを摂り過ぎると、がんになりやすい。つまり発がん性も一部報告されています。そこで日本のこの30年の歴史を私なりに振り返ってみました。

開業当初(30年前)は血管が破れる脳出血がものすごく多くて、緊急往診に行き、救急車で日赤搬送し手術してもらったことが多くありました。

所が、現在は血管が詰まる脳梗塞が圧倒的です。一つには降圧剤が普及したこと。もう一つは以前と違って食事の変化、つまり肉により動物性脂肪をこの30年間に多く摂るようになって血管が破れにくくなったメリットもあります。

肉も魚もほどほどに摂るのが良いのであって、どちらかに片寄るのはやめた方がいいと思います。

 

 

(追伸)

秋といえば祭り。今回、知人のIさんが「切り絵」が趣味で、新居浜太鼓台を作ってくれました。

Iさんは趣味でずっと「切り絵」をしていて、この作品も完成に半年以上かかったそうです。

院内に飾っていますので、ご覧下さい。

ドイツの伝統菓子、バウムクーヘンと言えばユーハイム。

ユーハイムはドイツの菓子職人が始めた会社で本場のバウムクーヘンの味を日本に紹介し広めた。木の年輪模様は縁起が良く、今も結婚式の引き出物に重宝されている。

歴史をひもといてみる。1909年、当時ドイツの租借地だった中国・青島でドイツの菓子職人カール・ユーハイムが菓子店を創業。ところが第1次世界大戦で青島が日本軍に占領されカールは捕虜として日本へ。

終戦の翌年に解放されたがエリーゼ夫人を呼び寄せ日本に定住。1922年、横浜に店を開いた。

翌年、関東大震災の影響で神戸へ移住。そのためユーハイムの本社は今も神戸にあります。

カールが亡くなったあとエリーゼ夫人が日本へ戻り会社を継いだ。しかしうまく行かずバターを卸していた商人・河本春男(前会長)に再建を託したのでした。春男は1962年、専務としてユーハイムに入社し会社を1年で黒字化し信頼にこたえました。

みなさん是非、ユーハイムの歴史をひもときながら食べて下さいね。

(追伸)

ゆうちゃんが10月18日で10才になりました。

もう生誕から10年なんですね。

2分の1成人式も3月に行うようです。(10才)。

11月の音楽会でピアノの伴奏もやる予定とか。

色々な人からのプレゼントも感謝しています。

病棟ナースからのネコの本も大変気に入っていました。

まりかも、のぞきこんでいますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

「睡眠」が大事な事は、みんな分っています。

連休等は特にこのリズムがこわれやすい。

睡眠の研究者が見つけ出した「睡眠禁止ゾーン」と呼ばれる時間帯がある。いつも寝つく2時間少し前で一日のなかで一番頭がさえている時間帯である。そこで眠ろうとしてもなかなか眠りつけない。あせると余計に眠れない。

専門家の話では、どうやら私達人間は眠るのが下手な動物のようだ。原始時代にぐっすり眠っていた人たちは他の動物に襲われて亡くなっている可能性が高い。少しの音でも目が覚めるような先祖が生き延びて今の私たちになっている。そのような敏感な先祖の子孫だから、そう簡単には眠れない。

早く眠りにつかないと、と考えるほど緊張感が高まる。やはりいつもの時間に自然に寝ましょう。

それでも眠れなかったら、そういうこともあるという事実を受け入れるしかない。一晩眠っていなくても次の日は疲れで眠れます。

Take it easy.です。

 

誰しも100才まで自分の足で歩きたいと思っています。

歩くというのは消費カロリーの非常に少ない運動でありながら、足を刺激することで頭頂葉が鍛えられる。更に、酸素が脳細胞を活性化することで集中力をつかさどる海馬にも血流量が増え、脳の老化を防止する効果があります。さらに血管が鍛えられることで動脈硬化を防ぎ脳梗塞のリスクも低くなります。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは散歩をしながら哲学の講義を行ったと言われています。

他にもスティーブ・ジョブズも歩きながらのミーティングを取り入れていた。歩くことは創造性や発想を高める効果もあるのです。

私も実際、普段の診察と違って散歩中に色々なアイデアが浮かぶことが多いです。頭の発火点が違ってくる気がしています。

まさに歩くことが百薬の長だと思います。

(追伸)

まりちゃんは姉のゆうちゃんの友達にくっついて遊ぶため成長著しいようです。

(写真4枚)

松山秋まつりは、今年は10/5~10/7で行われた。

神輿と神輿がぶつかり合う「鉢合わせ」は独特で10月7日に道後駅前で8体のみこしが鉢合わせを繰り広げました。

さて最終の10月7日。当院にもおみこしがやって来て、祈願をしてくれました。

最初は「八角さん(金色)」。次に「四角さん(黒色)」。

入院患者さん達も並んで、その勇壮な掛け声を見聞きし、邪気を払ってくれて中には泣き出す老婆も居ました。私も例年通り、みこしに上がらせていただいて1年の健康、そして患者さんの回復をお祈りしました。

まつりが来るとやはり秋ですね。

1度定着した名前は、なかなか法律で定義しても変わりにくいという実例をいくつか揚げます。

①ウォシュレット

TOTOが1980年の発売時に商標登録した温水洗浄便座。画期的だったので商品名と行為が同時に定着化。その後、他社が独自に命名しても普及しなかった。

②GPS

米国の全地球型衛星測位システム。米軍用の測位システムの固有名詞。2000年頃にカーナビで体験したときは驚嘆した。スマホに搭載されてから急速に汎用化し生活必須品に。日本の「みちびき」のように一定のエリアの地域型衛星測位(RNSS)も存在するが、すべてGPSと呼ばれてしまっている。

③ホッチキス

20世紀初頭に日本に輸入されたのがホッチキス社の製品で、輸入商社が「ホッチキス」と呼んで販売。世界では「ステープラー」と呼ぶが日本(と韓国)は「ホッチキス」と呼び続けています。

(追伸)

いつ行っても素敵なディズニー。

るんるんの ゆうちゃん。ここは??の まりちゃん。

(写真6枚)

 

 

9月29日(日)、エミフルMASAKIで私が副会長を勤める愛媛県保険医協会主催の「健康まつり」が行われた。これは年1回、医科、歯科の医師並びに医療スタッフ、ボランティアの参加により無料の健康チェック、相談を行うものである。

当日は増税前の駆け込み需要や晴天も手伝ってエミフルを訪れる人が多く、参加者もすごく多かったです。

医科では「骨ウェーブ」「血管年齢」の器械を使った測定、歯科では口臭チェッカーによる口嗅測定や歯並び、矯正歯科相談等で特に小さなお子さん連れが多かった。

当院では大野婦長も手伝ってくれました。当職員数名も見学に来てくれました。地域医療の一助になったか、と存じます。抽選会では歯ブラシや商品券が当たりました。

 

平均寿命は延びる一方で健康寿命(健康面に問題なく日常生活を送れる時間)とは大きな隔たりがあることが問題になっている。

70才定年延長が検討されている。年金もいつになるのか、どんどん繰り延べされていて、我々の子供達ははたしてもらえるのか?

2017年版、高齢社会白書によると要支援・要介護の原因として最も多いものは「運動器の障害」で23.2%、つまり身体の痛みを解消し自分の足で歩ける状態を維持することが非常に重要です。

そこで重要なカギとなるのは「姿勢を良くすること」。

それの中で一番簡単に出来るのが「壁立ち」。

①両踵(かかと)を壁につけ、つま先をそろえて自然に立つ。

②目線は真っすぐ前を見て、後頭部、肩甲骨、お尻、踵が壁にしっかりつく。

こうして寝る前1分間を2週間続けて下さい。

脊髄内の神経伝達がスムーズになり神経同士が刺激し合い体全体の細胞が活性化します。

また骨の歪みを正すため骨の刺激が起こり、若返りホルモンが分泌されるなどの効果が期待されるそうです。

是非、続けてみて下さい。

開業して32年が過ぎた。

色々な面から「医療」を振り返ってみた。

昭和、平成は懐かしいことが多かった。

①後藤田先生の医院を引き継ぎの時代(昭和61年)は、レセプトは電卓、手書きであった。事務の女の子が肝機能などもGOT、GPT・・・と書いていた。今の事務員は生まれながらにしてレセコンの時代である。

②我々外科医が行ってきたメス開腹手術から腹腔鏡の時代になってしまった。果たしてそれでいいのか?全て腹腔鏡でいいのか?

③医師になった時(昭和)、非A非B肝炎と言っていた時代から、インターフェロンそしてインターフェロンフリーの時代となった。(C型肝炎の登場)。

④ピロリ除菌が進み、進行胃癌が激減し我々外科医の胃切除術の症例が減った。研修医はその意味で苦労するようになった。

⑤生物学的製剤の登場で例えばクローン病で瘻孔が出来ている患者が「レミケード」でみるみる瘻孔が閉鎖した。

⑥いわゆる「抗癌剤」という名前が消え、がん免疫療法と言った別の治療剤が出現してきた。

まだまだ医療は変わっていきますが早期発見、早期治療の勧めだけは変わらないようです。

(追伸)

だいぶカメラ目線に慣れた、まりちゃんです。

(写真2枚)