12月に贈る品物や年末に贈り物をする風習を「お歳暮」と称していますが、元々「歳暮」は「年の暮れ」を指す言葉です。

日本では年の暮れに日頃お世話になっている人に感謝を伝える「歳暮回り」が行われていました。

その際に手土産を持参する習わしが贈り物をする風習となり、その品物を「お歳暮」と呼ぶようになったと言われます。

こうした習慣は高度経済成長を経て生活に余裕が生まれた頃から一般化しました。

ただ何も考えずに形式的に行っている場合は贈る意味は薄れてしまいます。

「今年一年の感謝を伝える」という心を込めて贈って下さい。

 

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みなさん、自分は「ユーモア」があると思いますか?

ユーモアとは心の心を和ませる「おかしみ」、また人を傷つけない上品な「洒落(しゃれ)」といったものを指します。日本人でユーモアに富んだ人に、十返舎一九がいます。「東海道中膝栗毛」の作者で有名ですね。

一九は家財道具を質屋に入れ金を工面して飲むほどの酒好きでした。そこで殺風景になった部屋の壁に紙を貼り、そこにタンスや棚の絵を描いたそうです。

そんな一九の辞世の句は「この世をば どりゃおいとまに 線香の 煙と共に灰左様(はいさよう)なら」でした。一九は近親者に自分が死んだら火葬に出してくれと言ってました。火葬した所、懐に仕込んであった花火が炸裂して参列者を驚かせたとか。

四角四面の生活も大事ですが時にはユーモアを取り入れて潤いのある生活をしたいものです。

(追伸)

恒例のK君の写真です。

京都、神護寺(じんごじ)の今年の紅葉です。本当に「紅」が素晴らしいです。松山の市街では、今年も「紅」はほとんど見当たりませんでした。

神護寺は京都北西の郊外にあり、和気清麻呂が建立して1200年の歴史がある寺院です。

神護寺金堂(本堂)に続く階段にかかる紅葉は観光スポットによく使われるそうです。

 

 

 

12月10日に南海放送テルスターホールに上題の演目のお芝居を見に行った。

今回は同級生の田中和彦君(会長)原作、構成で、忠臣蔵を題材にした芝居である。

まさに本日(12月14日)が討ち入りの日である。

また、行った理由は当院の婦長、大野純子が祖母役で登場することにもあった。

江刺伯洋君の軽快な司会も良かった。

その他、松岡アナ、寺尾アナなどの親しいアナウンサーや杉作J太郎さんも登場。

2時間があっという間に終わった。CATV(愛南チャンネル)でも、放映されたようですね。

みんなの力を120%出し切った名演技の数々。

しかし何と言っても演出を手がけた田中君はすばらしい。映画化された「ソローキンの見た桜」に続いて感動を覚えた作品であった。

彼の目指すラジオ社会の到来を祈らずにはいられない。

 

 

 

 

 

 

現在、プロ棋士は174人もいます。

将棋が我々のように2~3手先しか読めないのは単なる娯楽の域である。

さて今回は谷川浩司さんについて語りたい。

1996年、羽生善治さんとの王将戦。

この大一番で谷川さんは敗れ無冠となってしまった。手放したのはタイトルだけではない。「それまで持ち続けていた誇りをいったん将棋の神様に返上した」とあります。

自分を見つめ直し、1年たたず竜王に返り咲いたのは周知の事実です。

そこで谷川さんの名言をいくつか紹介します。

①いいときは焦らない。悪いときはあきらめない。

②「負けました」と言って頭を下げるのが正しい投了の仕方。つらい瞬間だが「負けました」とはっきり言える人はプロでも強くなる。

③ミスにはそれ以前に誘発する他の原因がある。

④負けたくない気持ちがなければ現役で続けている意味がない。

その他、色々と皆さん、見て下さい。

 

 

 

 

会社では上司は部下に対し、良くない態度や間違った言動、行動に対して「叱り」ます。

最近の若者アンケートで「仕事中に一番慣れないことは?」という質問に「叱られること」とあるそうです。上司や先輩に叱られてみんな成長してきました。私もそうです。何十年も経った今、感謝の念で一杯ですが、その人達もこの世に多くが居なくなりました。

叱るのは相手への期待があるからです。叱られ方にもポイントがあります。聞きたくないと軽く流したりせずしっかりと聞き、受けとめることが肝要です。そして反省や謝罪に姿勢はきちんと表しましょう。叱られて、無視したり、ふてくされていてはどこの会社に行ってもダメです。

「ご指摘ありがとうございます」と感謝することが大事です。すると「叱られ上手」になりますよ。

(追伸)

今年も同級生の河善三郎君(整形外科)から信州りんごが届いた。シャキシャキとおいしい。

そろそろ、私の送った紅まどんなが着くと思う。

毎年の物々交換であるが、同級生とは永遠に心がつながっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

オンラインでの会議が普及しリモートで行う人が増えてきました。

Aさんはリモートを必須とする部署へ配属になりました。今までは対面のみでした。

ある日、お客さんと打ち合わせをしていた所、隣の同僚から「君は顔つきが怖くて怒っているように見える」と指摘されました。

「えっ」と思い、画面上の自分の顔を確認した所、確かに表情が硬くて目つきの悪い自分の姿が映っていました。

この経験から実際に対面している気持ちで柔らかい眼差しと「うなずく」という反応を意識し、襟を正したのでした。

みなさんも1度、チェックして下さい。

 

 

 

中年以降「足がつって寝れない」という訴えはかなりあります。「つる」は医学的には「有痛性けいれん」と言います。

仕組みは未解明ですが筋疲労、脱水、電解質異常等が原因で、筋肉にある収縮に関するセンサーが強化される一方で、弛緩のセンサーが弱まり筋肉が強く縮み続けて緩ませられなくなった状態と考えられます。運動中と就寝中につりやすい。スポーツ選手が足がつって退場する映像は良く観ますね。発汗の多い夏は特にこまめなスポーツドリンク等の摂取が大切である。

さて対処法ですが、つった筋肉をゆっくり伸ばすことです。

例えばふくらはぎがつるとつま先は下がるので、手を使ってつま先を上げる方向に伸ばす。太ももがつったら膝が伸びるのでうつ伏せになって手で足首をつかんで膝を曲げる。要は関節が動いた方向とは逆方向に伸ばせば良いのです。

薬は漢方で芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が良く使われます。

 

 

 

 

人間は「気にする」動物である。ちょっとしたすき間が出来た時に何を考えるか?

一番、辛いのは楽しいことより気になっていることや不安な事を反すうして頭がすっきりしないことが多いです。神田東クリニックの高野知樹先生の論文を読んでみました。

生体には疲労した箇所を上手に放置することで元の状態に近づこうとする機能がある。例えば右手で重たい荷物を運んでいて疲労してくると左手にいつの間にか持ち替えます。孫のゆうりを見ているとやはりそうでした。

つまり手を入れ替えることで右手を休ませて機能を回復しているわけである。高野先生は「右手と左手の法則」と名付けています。

ただ脳はなかなかの働き者で休むことがとても苦手。ぼんやりとしているときでも機能停止しないでDMNという神経活動が起きている。DMNによって建設的なひらめきが起きる一方で、不快な情動もうごめく。そこに「右手と左手の法則」を応用する。

恐怖や怒りがわいたときにラジオを聴くと、そちらに集中していやなことから離れられる。仕事が終わったら五感を通して植物を観たり雲の形や動物を見る。

不快なことにあまりつきあわないように他の仕事を脳にさせて下さい。

(追伸)

まりかが移りゆく秋を楽しんでいます。しかし、今年も「秋」がはっきりしません。

夏からいきなり冬に。動植物生態系に非常な変異をもたらすと色々な方面の学者が4~5年前より警告してきました。おそらく日本は夏➡冬の「二季」になるというのは当たっていそうです。「もみじ」ってなあに?と、まりかが尋ねてくる日も近そうです。

くったくなく遊ぶ孫を見るとかわいそうな気もしています。

とに角、今は思いっきり遊んで欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

あいさつの時に、本題の前に色んな言葉を交わします。

「暑いですね」「涼しくなりましたね」等の天候の話や、昨夜のスポーツの話等、さまざまです。

次によくある会話で「お元気そうですね」に続いて相手の何を話題にするか、です。

「少しお太りになりましたね」や「やせましたね」、「湿疹が出ていますね」等の身体についての話題は禁忌だと思っていた方が無難です。

「親しき中にも礼儀あり」です。身体の事情や体調は当人しかわかりません。ヘアスタイルをほめたら、実は悪い病気で脱毛していた等、失言を経験された方も多いと思います。

視点を置くのは服装、アクセサリー、持ち物が良いと思います。「おしゃれですね」「靴とのコーディネートいいですね」等々。

上手な信頼関係を築いて下さい。

(追伸)

K君の写真です。

今回は日本最南端の島、波照間島(はてるまじま)を取り上げます。

北岸には沖縄有数の美しい海岸であるニシ浜、南岸は日本最南端の碑が建つ高那崎があります。

 

 

今年は20世紀美術の巨匠、ピカソが死去して50年となった。世界各地で特別展が開かれる等、ピカソへの関心が高まっている。

ピカソは1881年にスペインで生まれフランス・パリで活動した。第二次世界大戦後、南フランスに拠点を移しバロリスで陶芸を本格的に学んだ。制作した陶器作品は400点に上る。バロリスは今も多くの陶芸家が活動拠点にしている。町の中心にピカソ美術館があるほか、ピカソが通っていた理髪店の散髪台も保存されている。

パリのピカソ美術館でも今年3~8月、英ファッションデザイナーのポール・スミスさんが演出を手がけた回顧展が話題になった。

私が子供の頃、友人がきれいな絵を画いたら「ピカソだね」という風によく使っていました。