中年以降「足がつって寝れない」という訴えはかなりあります。「つる」は医学的には「有痛性けいれん」と言います。

仕組みは未解明ですが筋疲労、脱水、電解質異常等が原因で、筋肉にある収縮に関するセンサーが強化される一方で、弛緩のセンサーが弱まり筋肉が強く縮み続けて緩ませられなくなった状態と考えられます。運動中と就寝中につりやすい。スポーツ選手が足がつって退場する映像は良く観ますね。発汗の多い夏は特にこまめなスポーツドリンク等の摂取が大切である。

さて対処法ですが、つった筋肉をゆっくり伸ばすことです。

例えばふくらはぎがつるとつま先は下がるので、手を使ってつま先を上げる方向に伸ばす。太ももがつったら膝が伸びるのでうつ伏せになって手で足首をつかんで膝を曲げる。要は関節が動いた方向とは逆方向に伸ばせば良いのです。

薬は漢方で芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)が良く使われます。

 

 

 

 

人間は「気にする」動物である。ちょっとしたすき間が出来た時に何を考えるか?

一番、辛いのは楽しいことより気になっていることや不安な事を反すうして頭がすっきりしないことが多いです。神田東クリニックの高野知樹先生の論文を読んでみました。

生体には疲労した箇所を上手に放置することで元の状態に近づこうとする機能がある。例えば右手で重たい荷物を運んでいて疲労してくると左手にいつの間にか持ち替えます。孫のゆうりを見ているとやはりそうでした。

つまり手を入れ替えることで右手を休ませて機能を回復しているわけである。高野先生は「右手と左手の法則」と名付けています。

ただ脳はなかなかの働き者で休むことがとても苦手。ぼんやりとしているときでも機能停止しないでDMNという神経活動が起きている。DMNによって建設的なひらめきが起きる一方で、不快な情動もうごめく。そこに「右手と左手の法則」を応用する。

恐怖や怒りがわいたときにラジオを聴くと、そちらに集中していやなことから離れられる。仕事が終わったら五感を通して植物を観たり雲の形や動物を見る。

不快なことにあまりつきあわないように他の仕事を脳にさせて下さい。

(追伸)

まりかが移りゆく秋を楽しんでいます。しかし、今年も「秋」がはっきりしません。

夏からいきなり冬に。動植物生態系に非常な変異をもたらすと色々な方面の学者が4~5年前より警告してきました。おそらく日本は夏➡冬の「二季」になるというのは当たっていそうです。「もみじ」ってなあに?と、まりかが尋ねてくる日も近そうです。

くったくなく遊ぶ孫を見るとかわいそうな気もしています。

とに角、今は思いっきり遊んで欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

あいさつの時に、本題の前に色んな言葉を交わします。

「暑いですね」「涼しくなりましたね」等の天候の話や、昨夜のスポーツの話等、さまざまです。

次によくある会話で「お元気そうですね」に続いて相手の何を話題にするか、です。

「少しお太りになりましたね」や「やせましたね」、「湿疹が出ていますね」等の身体についての話題は禁忌だと思っていた方が無難です。

「親しき中にも礼儀あり」です。身体の事情や体調は当人しかわかりません。ヘアスタイルをほめたら、実は悪い病気で脱毛していた等、失言を経験された方も多いと思います。

視点を置くのは服装、アクセサリー、持ち物が良いと思います。「おしゃれですね」「靴とのコーディネートいいですね」等々。

上手な信頼関係を築いて下さい。

(追伸)

K君の写真です。

今回は日本最南端の島、波照間島(はてるまじま)を取り上げます。

北岸には沖縄有数の美しい海岸であるニシ浜、南岸は日本最南端の碑が建つ高那崎があります。

 

 

今年は20世紀美術の巨匠、ピカソが死去して50年となった。世界各地で特別展が開かれる等、ピカソへの関心が高まっている。

ピカソは1881年にスペインで生まれフランス・パリで活動した。第二次世界大戦後、南フランスに拠点を移しバロリスで陶芸を本格的に学んだ。制作した陶器作品は400点に上る。バロリスは今も多くの陶芸家が活動拠点にしている。町の中心にピカソ美術館があるほか、ピカソが通っていた理髪店の散髪台も保存されている。

パリのピカソ美術館でも今年3~8月、英ファッションデザイナーのポール・スミスさんが演出を手がけた回顧展が話題になった。

私が子供の頃、友人がきれいな絵を画いたら「ピカソだね」という風によく使っていました。

 

 

 

日よう日に愛犬を散歩させていた時のこと。ある外国人女性と実っているミカンについて話していました。私が「出身は?」と尋ねると「オランダです」と。ここから話は発展します。私がオランダと言えば「風車」と「自転車」では?と聞くと、風車は少なくなったが自転車は増えていますと。そして日本は車が特に大きな車が多すぎてとても通行が危険。大きな車の税金を2倍にしたら?とまで話が発展して別れました。オランダは自転車で色々な店に買い物に行くのに日本は車で大きなショッピングモールに乗りつけるようになってとても歩行者のことを考えていないと批判がありました。気になってオランダを調べてびっくりしました。皆さん、ネットで是非、調べて下さい。要約すると次の通りです。

第2次大戦の前はオランダの主要な移動手段は自転車でしたが、1960年代から自動車が急速に普及し様相が一変。そして他の国同様、道路に車があふれ自転車は道路の縁へ追いやられました。この自動車の増加が交通事故の死亡者の増大を招き1971年には車にはねられて亡くなった人の数が3,000人を越え、そのうち子供が450人を占めました。

ここまではまさに現在の日本の実情とそっくりです。最近も通学児童が車にはねられて死亡するという痛ましい事故が起きています。

ここからがオランダの本領です。子供のための安全なサイクリング環境を求める社会活動が起きたのです。折りから石油危機の問題も重なり、車道をあけて自転車専用のインフラ整備に本腰を入れ、自転車専用道路の巨大ネットワークが構築されました。

つまり自転車と自動車が完全に分離されたのです。日本の政府もそろそろ車より人命を考える時期だと思います。

(追伸)

何故、私が「オランダ」から「自転車」を考えたかのお話です。

私は昔から慣れ親しんだ患者さんが特に外国旅行に行くときに、小物を買ってきてくれませんか?と、おねだりします。

あえてお金を渡さず、気にならない金額で皆さんおみやげを買ってきてくれます。

ある男性が「オランダに行く」と言うのでお願いしていたら、下の写真を額付きで買って来てくれました。絵には川のそばに自動車が写っています。

それで男性に「自転車がなぜ?」と質問した記憶があったのです。

話は色んな所から発展するものです。

(追伸)

10月30日の追伸欄で書いた愛媛MPの3選手が11月9日に揃ってあいさつに来てくれました。

ちょうど手伝っていた次男も加わって、記念写真を撮ることが出来ました。

それぞれの皆さんの活躍を祈っています。

薬師神さんに感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

中国の唐の時代の詩人に白楽天が居ます。

白楽天が若い頃に道林(どうりん)という禅僧に「仏教の根本の教えは何か?」と尋ねると「悪いことはするな、善きことをせよ」と返ってきました。あまりに平凡な答えに白楽天は「そんなことは三歳の子供でも知っているよ」と言い返しました。すると道林は「三歳の子供でも知っているであろうが、八十の老人でさえ行うのは難しい」と平然と答えました。白楽天はすっかり参ってしまい道林和尚のもとで修業したとあります。

この教えは「知っていることと実行していることとは違う」と示してくれています。「人の悪口を言うのは良くないことだ」とは子供でも知っています。しかし大人は、これを実行しているでしょうか?

言うは易し、行うは難しです。

(追伸)

先週、宇和島の婿殿から次のようなメールが届きました。

あのスターダストレビューが初の宇和島開催で3時間で15曲以上歌ってくれて、めちゃくちゃ盛り上がった、と。

アコースティックライブで、特に有名な「今夜だけきっと」は、みんなで歌ったそうです。様子が目に浮かぶようです。

スタレビは御存知の通り、1979年に結成されたグループでボーカルギターの根本要さん他、計4名で結成されています。

曲を聴いて想い出す人のために上位3曲を選びました。是非、聴いてみて下さい。

①木蓮の涙 ②夢伝説 ③今夜だけきっと

 

 

 

 

 

愛光14期の同窓生、樋口建史君がこの度、秋の瑞宝章を授賞しました。

樋口君とは愛光中学の時に谷町の御実家に遊びに行った想い出があります。大きなみかんをもらいました。東大卒業後、警視総監を勤め上げ、更にミャンマー大使としてミャンマーへ安倍総理の命で、赴任しました。

その後の同級会でのツーショットです。

14期生には出世した同僚が多いですが、彼もその1人で嬉しく思っています。

 

 

 

 

秋になると読書ですが、昔と内容が異なってきました。最近は心に響くような書物を読みたい、という気持ちが強いです。

人生後半に入り、知識だけでは人間としてはダメだと思うようになりました。

最近の若者は、やれ、スマホでTIKTOKでとに角、「面白い」ものを読みたがります。我々の世代に対しては「固い」「面白くない」という感想のようです。

しかし、中国なら3000年の歴史。そう簡単に代わるとは思っていません。

「故きを温ねて新しきを知る」(論語)。

とても大事なことに、まだ若い人は気がつかないのかも知れません。

(追伸)

ハロウィンです。2人共、決まってますね。

 

 

日本人の死亡原因1位のがん。

日本人の2人に1人が、がんになる。男性の方がかかりやすく3人に2人が、がんになり4人に1人が、がんで亡くなる。この統計を見るたびに恐ろしいと思います。

がん(Cancer)はヒポクラテスが乳がんが広がっていくさまがまるでカニが脚を伸ばしているように見えたことからギリシャ語でカニと名付けたと言います。(カニ座は英語でCancerですね。)

さて東海大口腔外科の太田嘉英教授の論文から引用します。(私が頭にある、がんの発生メカニズムと一緒でした。)

体は常に新陳代謝をして新しい細胞に入れ替わる。古い細胞が自らの情報をコピーして新しい細胞が出来ると自らは消滅する。ところがコピーミスがたまに起きる。そのミスが軽いものは良性、重いものが、がん細胞。

がん細胞は1日に5千個以上発生すると言われているが、そう簡単に発病しない。がん細胞が一定の場所に取りついてある程度の大きさにならなくてはならないのです。その前に免疫の働きによって敵と認識され、食べられてしまうのです。

高齢になるとコピーミスの頻度が増え、また免疫力が低下するので、がんが発生しやすくなる。つまり年を重ねたら免疫力をアップすることが重要でそういう生活指導や、ある種の漢方薬を処方しています。

(追伸)

10月26日、ドラフト会議が行われた。

愛媛MP(マンダリンパイレーツ)からは菊田選手、宇都宮選手、河野選手が指名され3人同時指名が2005年の2人を超えて球団最多になった。それぞれ中日、巨人、オリックスである。

私はMPのチームドクターを薬師神取締役から仰せつかって協力している。20年近いお付き合いの方である。選手がコロナ、インフルエンザ、また熱中症等、不調時の診断、治療に時間外でも対応している。

今回、薬師神さんと電話で祝杯をあげた。

愛媛のためにもますますMPの発展を祈っています。

薬師神会長より、嬉しいメールが届きました。

読売ジャイアンツのスカウト岸さん(元MP投手)が、宇都宮選手に指名 挨拶に来社してくれました。(阿部新監督の指名カードを持参)

 

 

 

日経新聞「春秋」からの記事を引用します。

筆者曰く、「初めて乗った新幹線は新横浜-東京だった。たったの20分、冷水機の水をごくごく飲み紙コップを記念に持って帰った」と。

今でも車内販売はうきうきする。感服するのが、こまやかなサービス。パーサーとして活躍した徳渕真利子さんの著書「新幹線ガール」によるとビールはとにかくキンキンに冷やす。富士山が見える時刻も必ず頭に入れておくのだと言う。

累計60億人超を運んできた新幹線の車内販売が10月末で姿を消す。

駅弁や飲み物は持ち込む時代だし、人手不足の時代である。

また「昭和」が消えていく気がして寂しいのは私だけであろうか?