シニアの方によく聞いて欲しい話です。

年を取るとこれまでの価値観を変えられなくなる。人生60年の重みが安易な妥協を許さない。だから妙に意固地になったりします。

嫌いな人もこっちから「いい波」を出せばきっと「いい波」が返ってきます。だからケンカになりそうなときは相手を思いやる気持ちを出せば「殴り合い」は避けられます。

残りの人生、そんなに長くないのですから、新たな目標を立てて積極的に前へ進もうではないですか。お金には代えられない何かを得られるはずです。「シニアは老後が心配」と言われますが、一番心配なのは人生、守りに入ってしまうことです。「生きがい」を失うことのないよう、チャレンジ精神を持って下さい。

やり直しは何回でもきくのですから。

(追伸)

久しぶりにK君の写真です。

今回は2005年に、西表(いりおもて)島で撮られた写真です。西表島は沖縄県では沖縄本島に次ぐ大きな島です。

イリオモテヤマネコやカンムリワシなどの希少動物が生息することは有名ですね。

写真①は仲間川のマングローブ原生林クルーズ②は仲間川上流にある樹齢400年のサキシマスオウノキです。

 

 

 

 

7月9日に保険医協会の研修会で大阪より尾内康彦先生を招いて「患者トラブル対応セミナー」が行われた。

私が冒頭、司会で次のように話しました。この36年間に昭和と平成以降と全く患者さんの質が大きく変わったと。

尾内先生の話が進むにつれて、本当にこの10年、患者の質が悪くなった、と。いろいろな造語も生まれた。「モンスターペイシェント」等は最たるものである。ネットへの書き込みもそう。

講演後、尾内先生としばし話しこんだのですが、結論は「昭和は良かった」でした。医療もそうですが楽曲も、若者の世間に対する捉え方、考え方も全て変わった。昭和の高度成長時代は、汗水たらして将来家を建てようとがんばったけど、今の若者は「お金より休み」とよく、経営者が嘆かれます。どこをどうすれば良いのか?このままでは日本は?と心配しながら、陽水の「東へ西へ」を口ずさんでいます。

 

 

 

自分がマネジメントする立場にあるとします。

部下がミスをしてお客様に不快な気持ちを与えたとします。

この場合、自分が直接かかわってなくても自分事として心を込めて謝ることがマナーです。

例えば「部下がご迷惑をおかけしたようで申し訳ございません。実は私がかかわったことではないですが」はアウトです。

自分に責任がないのだから・・・と考えるのは誤解です。「不行き届き」という言葉は「行き届かないこと」「気が利かないこと」を指す言葉で失敗した当の本人の責任を押し付けず、自分の管理不足、教育不足への反省の意味を含んでいます。

「このたびはとんだ失態を演じましてお恥ずかしい限りです」「◎◎には厳しく言い聞かせましたので」という言い方でも気持ちが伝わります。

相手との関係性を良好に保って下さい。

(追伸)

子供は下ほどやんちゃ、と言います。

私も兄貴を手こずらせた“記憶”があります。

孫をみても分かりますね。

 

 

明日、9月1日は防災の日です。

様々な災害について認識を深め、災害に対する備えを充実させることを目的に1960年(昭和35年)に制定されました。

1923年9月1日に関東大震災が発生したことに由来します。十万人以上の死者、行方不明者が出ました。

災害はいつ起こるかわかりません。

まずは過去の大きな災害を教訓として災害に備える心の準備から始め、食料や水などの物の準備、避難経路などの行動について、ふだんから会社ぐるみでやっておくべきです。

当院も災害時に地域住民のための医療提供を出来るよう準備継続中です。

尚、当院には「防災士」の資格を有する看護師が居て中核として準備を行っています。

 

 

 

「大事をなしうる者は小事もなしうる」。

これは古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの格言です。

大きなことをする人は小さなことにも気を配り手抜きしないという意味です。また小さなことができなければ大きなこともなし得ないとも言えます。

役職によって責任の大小はあっても仕事に大小はありません。小事の積み重ねが大事に至るとも言えます。

当院でも事務長、婦長をトップにヘルパーまで役職はさまざまですが、「自分の仕事はレベルが低いから手を抜いても大丈夫だろう」という人は居ませんし、全員が持ち場で100%の力を発揮できるように指導しているつもりです。

 

 

 

「過ぎたるはなお及ばざるが如し」。

これは中国、孔子の教えを弟子達が書き記した文献が出典です。

文献には中庸、つまりまん中や中間辺りがちょうどいいんです、とも加筆されています。

「やり過ぎは、やらなさ過ぎと同じくらいよくない」とも捉えられています。

身の回りで考えると飲食の量、労働のあり方、睡眠時間など「ちょうどいい」は個人差があります。だから他人の真似ではいけません。例えばゴルフの練習で「私は500球打ちます」という人を私が真似すると、くたばってしまいます。むしろ自分なりの中庸をみつけるのが大切です。ヨガでなくてもラジオ体操とか。

自分にあった中庸を見つけて下さい。

 

 

 

暑い夏を涼しく過ごす先人の知恵に「五感の涼」があります。

すだれ、よしず、浴衣、甚平、また打ち水などすると立ちのぼる土の匂いがしてきます。

甘いスイカも、ほてった体を冷やしてくれます。

そして音を聞いて涼味を感じさせるものの代表が風鈴です。

風鈴は2000年前の中国が起源です。風の向きや音の鳴り方によって吉凶を占った「占風鐸」(せんぷうたく)であると言われています。

これを僧侶が日本に持ち帰って青銅製の「風鐸」(ふうたく)が魔除けとして寺院のお堂の軒先に吊るされるようになりました。

日本は色々なもので季節を感じる国ですね。

 

 

 

暑い夏も、もう少し。乗り切るためには体調管理に留意する必要があります。

まず冷房の効いた部屋からの出入りで体温調節がうまくいくか?

また、食欲低下による栄養不足で体調が悪くなるケースも想定しないといけません。

対策の一つは旬の食材を食べることです。キュウリ、トマト、ピーマン、ゴーヤ、ナス、トウモロコシなど。夏野菜は水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多く体にこもった熱をクールダウンさせる効果があります。

また紫外線のダメージ軽減にも旬の食べ物の効果は大です。

わが家のカタツムリも食材のおかげで元気一杯です。

 

 

8月6日の恒例の釣りが台風予測で流れた。

さて、孫達が8月5日、夏休みでやってきた。

特に下のまりかは、コロナでこの3年くらい「夏」の体験がなかったので、8月5~6日と、しばしの遊びをした。

ゆうちゃん恒例のせみ取り、に行った。コロナに拘らず年々歳々、自然は変わっていなかった。いつもの場所に、せみはたくさん居て6匹のせみ取りに嬌声をあげた。

愛犬キー君の散歩も久しぶりに3人で行って、キーの元気な姿を見ることが出来た。

2日目は、まりちゃんと若草から城山登山を行い、帰りは生まれて初めてのリフト(小1から可)に乗ることが出来た。尚、頂上で患者のTさん(女性)に偶然出会えて、まりかと対面がかなった。こちらは老いる一方だが孫達は年々、たくましく、また、大人の言葉や仕草を体得していて楽しい2日間であった。

尚、8月7日でキー君は10才になりました。

 

 

 

 

 

海外旅行などで時差ぼけになり「体がだるい」「食欲がない」「眠い」等の症状が出ます。

これは体内時計と外の環境にずれがあるために生じます。

体内時計とは外界と関係なく1日周期で生体のリズムを調整しているシステムで、それをつかさどっているのが2017年のノーベル生理学医学賞で話題になった「時計遺伝子」である。体内時計は24.5時間で動いているため1日24時間とのズレがあり、放っておくと差が拡大する。

どこかでリセットしなければ睡眠障害だけでなくうつ病や過敏性腸炎、アレルギー疾患、生活習慣病、更にがんにもつながるそうです。

体内時計を早めるポイントは光と食と運動です。

光刺激は覚醒・睡眠リズムを作り出すので朝、屋外の光を浴びるのが正解。食では朝食を抜くと筋肉の維持・増加に不利であるので少しでも食べて下さい。運動は言うまでもありません。

体内時計を調整してみて下さい。