広辞苑で「手袋」を調べると「寒さや汚れ、外傷を防ぐため手にはめる袋状のもの」とある。

主な目的は手の保護や装飾である。

防寒用以外にも、スポーツ(ゴルフ、スキー、野球等々)、釣り、作業用、ドレス手袋等々多様である。

素材も牛革、羊皮、豚皮、人工、合成皮革、アクリル、ナイロン、レーヨン、ビニロンと多彩である。

さてこの手袋。日本の90%以上を生産しているのが香川県東かがわ市である。2003年に香川県の引田、白鳥、大内の3町の合併で出来た人口3万人の市である。

事実、市内には手袋メーカーが多く、特に旧白鳥町に多いため「白鳥の手袋」とも言われていた。

歴史は130年前に両児舜礼(ふたごしゅんれい)という副住職が大阪に移り住みメリヤス手袋製造を家業としたのが始まりである。第一次大戦、朝鮮戦争等の需要で拡大し、昭和30年代には世界一の手袋産地となった。

何故、今でも東かがわ市がトップなのか?これは「指5本タイプを作るにあたって機械化が難しい労働集約型作業であるため他から、この産業に参入しにくく、いわばニッチな産業として生き残ったから」だそうです。今後も発展して下さい。

(追伸)

5月20日のジュニアえひめ新聞に、ゆうちゃんの俳句が入選しました。

(写真で以前に出しましたが)まりかがやぎへえさをやる姿は、ほほえましかったです。

ゆうりが自分でやって、恐しくないと教えこんでますね。

入選おめでとう。

(写真6枚)

 

6月21日(金)公開映画「きみと波にのれたら」の試写会に5月28日行って参りました。

アニメーション監督としても名高い、湯浅政明監督のラブストーリです。

小さな港町を舞台に消防士の青年・港(みなと)とサーファーの大学生・ひな子との運命的な恋を描いています。

「したたかに生きなければという世の中で純粋な主人公を波にのせてあげたいと思った」と監督が語るこの作品は、そっとあなたの背中を押す物語です。

港が亡くなったあとのひな子の行動。

最後のシーンは涙でした。

中、高の女子生徒が好みそうなstoryでしたが、是非多くの方に観ていただきたいと思います。

 

健康で元気な老後を過ごしたい。そのためには脳の若さを保っておきたい。

ここで諏訪東京理大の篠原教授(脳科学)の話を引用します。

「人と交わって体を動かすことは脳にとってプラス。人と交わることが多い方が認知症になりにくいという調査結果が数多く報告されています。」と。

会話をしているとき、人間は“ワーキングメモリー”を盛んに使っています。ワーキングメモリーとは記憶や情報を一時的に保持し処理する能力のことで脳の前頭前野の働きと関係しています。料理したり趣味を楽しむときも、もっとおいしくしようとか、より良い成績を残そうとか考えるためワーキングメモリーが鍛えられます。

前頭前野を使っていないと短期的な情報の処理能力が低下し物忘れがひどくなります。

例えば冷ぞう庫を開けたとたん雨が降ってきたため窓を閉めているうちに、冷ぞう庫から何を出そうとしたか忘れてしまうーこれもワーキングメモリーの低下が招く老化現象です。

人と触れ合い体を動かすことで脳の老化に待ったをかけられます。

家でゴロゴロでは脳もどんどん衰えます。

(追伸)

清水小学校の校医のため春の検診に伺いました。

5年生は3クラスですが、1年生は2クラスと少子化が進んでいます。

「1年生はあと2~3人増えれば3クラスが出来るのに・・・」と教諭の弁。

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)。この言葉は中学の漢文の授業で習いました。

簡単に歴史をひもとくと、紀元前5世紀初頭に越の王であった勾践(こうせん)が呉の王を戦死させた。呉の王の子であった夫差は父の仇を忘れまいとして薪の上で寝る苦行をしながら二年後に宿敵越を攻めた。包囲された勾践は命からがら逃げ帰り、それからは毎日苦い肝を嘗(な)めては屈辱を思い出し、やがて呉に攻めこんで積年の恨みを晴らしました。この血で血を洗うような復讐物語を「臥薪嘗胆」といいます。

私は授業で目的達成のためには日々刻苦する必要性を教えられた気がする。

この言葉は日清戦争後に遼東半島の領有をめぐって「三国干渉」が行われた際、世論の合い言葉として流行しました。

(追伸)

6月5日は私の誕生日。

年を取るにつれ、その分、孫も成長してきました。

ゆうちゃん、まりちゃんが手紙と色々なポーズでお祝いしてくれました。

ゆうちゃんが作ってくれたアロハベア。可愛いです。

ありがとう。

尚、ばあばも同じ6月5日が誕生日です。

(写真8枚)

5月なのに30度越えの毎日である。

異常気象である。以前に書いたことがありますが、日本はやがて四季から二季(夏と冬)になるというある気象学者の予想は当たりそうです。

いくつか熱中症のおさらいをしておこう。

脱水とは水のみでなく塩分も失われることを覚えておいて欲しい。体の中で体液の多い臓器に異常が起こりやすい。

①脳・・・めまい、立ちくらみ、頭痛、けいれん

②消化器・・・食欲不振、悪心、嘔吐、下痢

③筋肉・・・こむら返り、しびれ、まひ

高齢者の場合は体液をためるタンク(筋肉)が少なく、のどが渇いているのに気がつきにくくなります。

ベロを見て乾いていたら要注意です。脱水になる前にと、経口補水液も開発されています。ポカリスエット、アクエリアスに加えオーエスワン等。冷蔵庫に1~2本は用意しておきましょう。

(追伸)

5月26日(日)、30度の気温の中、宇和島のゆうちゃんは運動会でした。前の日から熱中症を心配していた私ですが、元気な写真を見て安心しました。

しかし、運動会って、いつが果たしていいんでしょうね?

まりちゃんは帽子はいらないのかな?

(写真6枚)

 

「カイロウドウケツ」の漢字が書ける人は少ないと思います。

もちろん意味を知っている人はすごい。

「カイロウドウケツ」はそもそも生物の名前です。海綿動物で直径1~8cm、長さ30~60cm。まるで竹で編んだカゴのようにきれいな形をしていて深海の砂に直立している。この竹カゴ状になっている部分にドウケツエビと呼ばれる2~3cmのエビが必ず2匹入っている。このエビは幼少時代にこのカゴに入りそのままずっと外に出ることがない。エビはオスとメスの一対が死ぬまでそこに一緒に生活する。

そこから夫婦が仲良く暮らし死後は同じ墓に入ることをいう「偕老同穴」という言葉が出来ました。結婚披露宴などで時々、聞かれたことがあると思います。

ただ最近は墓を作らず死後は灰を山や海に撒く(まく)方も増えてきて、変遷を感じます。

 

 

入学式も終わり、少しずつ慣れてきている学生。一方、煩わしい仕事から解放されホッとしているが、やりがいを感じてきた仕事から離れ寂しい思いをしている中年の方も多いと思います。

親しい仲間と別れての新しい環境。これも慣れるのには時間がかかります。

人間というのは、夏と冬には心は強いですが変わり目の春や秋は弱いのです。

気持ちが落ち込むと何をするにもおっくうになり、外に出るのも面倒で家の中で過ごすことが多くなる。しかし気力が出ないからと言って家の中で何もしないで考えながら時間を過ごしていると、ますます気力が無くなるので注意が必要です。

このようなときには思い切って、そのときの気分と全く違う服装をしたり行動をしたりしてみて下さい。外面からこころの状態を変えるー何度もこのブログで話してきました。

背筋を伸ばしてほほ笑みながら軽快に歩いてみて下さい。きっと気持ちが晴れてきます。

 

しそは中国原産の植物で日本には2500年前に伝わりました。平安時代に栽培が始まり、薬や漬物にして用いたようです。

「紫蘇」と書くのは昔、カニが原因の食中毒で死にかけた人に、しその葉を煎じて飲ませたら回復したという中国の古い言い伝えに由来します。

100gに含まれるβカロテンの量は野菜の中で最も多く体内でビタミンAに変換され夜間の視力の維持や皮膚、粘膜の健康維持を助けます。

油と一緒に摂ると吸収率が高まるので、油で炒めて食べるのも良いです。

しその香りの成分、ペリルアルデヒドには殺菌、防腐効果があり一番有名な保存食が梅干です。刺身に添えた青ジソはアニサキスへの殺虫効果もあるので残さず食べた方がよいそうです。

またペリルアルデヒドには嗅覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させる効果もあるので食欲のないときに料理に加えてみてはいかがでしょうか?

(追伸)

娘は昔から赤シソジュースやシソのパスタを作ったりで好物でした。

皆さんも是非。

(写真2枚)

「うつ」もしくは「うつ状態」になったことは誰もあるでしょう。いや現在「うつ」で苦しんでいる方も多いと思います。

さて今日は「うつ」という漢字「鬱」を書ける人は私の知る限り某精神科医1人です。今はパソコン、スマホの変換であっという間に書けるようになり、自慢話ではなくなりました。

「鬱」を分解すると「林」と「缶」と「ワ」と「鬯」と「彡]になる。「林」は二本の柱でその間に「鬯」(キビから作った酒)を入れた「缶」(酒つぼ)を置き、その上から覆って密閉する形が「ワ」で「彡」は酒の香りがあたり一面に漂っているさまを表す。

要するに「鬱」とは祭祀に使う酒の香りがあたり一面に立ちこめているめでたい状態を表し、そこから「しげる・さかん」という意味を表した。「憂鬱」とは「たくさんの心配事がこもっている」という状態のことである。

気がふさいで誰とも話したくないことは昔からあったのにちがいありません。

 

小学校の時に運動会や遠足で弁当に、よくりんごが入っていたが、うさぎの形をしたのが多かった(何故うさぎかは不明。)。りんごはよく塩水につけていた。子供の赤い頬を「りんごのほっぺ」と名付けたりして赤色の代表であった。並木路子さんの「リンゴの唄」にも「赤いリンゴ」のフレーズがある。

りんごはコーカサス地方が原産地で数千年前から食されている。日本には鎌倉時代に中国から入った。現在の品種は明治初期に開拓使がアメリカから、内務省がフランスから苗木を取り寄せ、廃藩置県によって失職した多くの藩士がその栽培に携わった。

有名なニュートンのリンゴは「フラワー・オブ・ケント」(ケントの花)という収穫前に落果する品種だったので万有引力の法則発見につながったのでしょう。

イギリスのことわざに「1日1個のりんごで医者いらず」というのがある。りんごはカリウムに富み高血圧予防効果があることや、ペクチンに粘膜保護作用があり食物繊維と共に便秘改善作用を有する。また果皮にポリフェノールが多く存在し、抗酸化力が強いことも健康の源とされる理由のようである。

最後に、リンゴを塩水につけておくと茶色にならないのは食塩中の塩化物イオンが銅イオンと結合して酸化反応を防いでいるからだそうです。