先日、松山郊外で1年に1回の同窓会があった。

30人ほどの集まりで定刻6時に始まった。ところがである。幹事より冒頭のあいさつの後、今日の終わりの9時でタクシーを予約しようとしたんですが、5台しかないそうです。どうか乗り合いで帰って下さい。

コロナを契機に確かにタクシー会社の倒産や運転手の退職は気になっていた。また、飲み会が減って5年前のような活気はない。いわゆる「家飲み」が増えたのも一因です。

国交省は対処すべく一般ドライバーが有償で客を運ぶ「ライドシェア」の検討を始めた。

しかし、京大教授の藤井聡先生が話しているように、解禁すると車の数が増え、結果的にタクシー運賃は激しく下落し人手不足が修復不可能になると警告を発している。

早急に対策を政府は打って欲しい。

学会に行ったものの帰りの車がないとは・・・。

 

 

 

2月12日の日経新聞、春秋欄を読んでいて筆者がコロナの体験談を載せていた。

引用すると、「油断していた。3年前は丸1日、横になっていれば回復したが今回は違った。オミクロンなら感染しても大したことにはならないだろう。そんな心の内を見透かしたようにウィルスが体の中で暴れた。(中略)。熱は下がったのに喉の痛みが一番こたえた。つばをのみこもうとするだけでガラス片が刺さったかのような激しい痛みが走る。喉頭が血まみれになった絵が頭に浮かぶ。ネットで同様の体験をした医師が『窒息するかと思った』と告白していてぞっとした。」

筆者が科学担当として1年前の取材時に、あの尾身茂さんから聞いた話が布団の上からずしりと重くのしかかる。「5類になってもウィルスは変わらない。普通の風邪ではないのです。」と。

さて私も常々、同じ感想ですがメディアが取り上げなくなり、感染者数や死亡者数が全く分からなくなった。しかし、まさに現在は10波のただ中と思います。友人の呼吸器専門医も同じ意見です。

みなさん、本当に自分を守って下さい。

(追伸)

まりちゃんが、久しぶりに鬼北町に「いちご狩り」に出かけたそうです。

いちご大好き人間ですから楽しかったと思います。

だんだん春ですね。

 

 

 

食べ過ぎによる胃痛や胃もたれに対して薬膳で胃のケアをする場合、カブが役に立ちます。

胃は食べ物を一時的に蓄えて吸収しやすい形にして、十二指腸へ送り出します。しかし揚げ物などは胃を通過するのに時間がかかり不調を起こします。

特に冬は寒さによって胃が冷えやすく消化機能が落ちやすくなります。

胃の消化機能をアップさせる食材の1つがカブです。胃のトラブルに役立ち、お腹を強くして消化を助け、胃の痛みや胃もたれに威力を発揮します。

更にカブは咳を鎮めたり喉の痛みを改善する効能もあります。

カブは浅漬け、サラダ、汁物の他、大根おろしならぬ「カブおろし」にするのも良いとされています。試して下さい。

(追伸)

K君の写真です。今回は与那国島の東端の東崎(あがりざき)です。

沖縄では東を太陽が昇る方向であることから「あがり」と読みます。東崎には灯台があり、断崖絶壁の下に真っ青な海面が見えると。

また在来種で背が低い与那国馬が生息しているそうです。

 

 

「あの時すぐに行動に移していれば、よかった」と後になって悔やむことがあります。

「いつもと違う」「何か気になる」ーこの不自然さに気付いて対応するか、しないかで結果は違ってきます。

事が大きくならないためにも、ふだんから小さな気づきを大切にして下さい。なぜならば、大事の前には「気づき」という小さな知らせがあるものです。

大地震の前触れの小さな地震と思って下さい。

気づきは自然が与えてくれる瞬時のチャンスです。「ちょうど良い時に知らせてくれた」と喜んで、進んでてきぱきと処理をして下さい。

(追伸)

孫のまりかも小1らしく、すくすく育っています。

 

 

知っている人は知っている、中村天風さん。(1876年~1968年)。大日本帝国陸軍諜報員、孫文の友人であり中華民国最高顧問の称号を持つ。

天風会を創始し、日本各地に支部がある。

彼の思想や活動に影響を受けた人々はヨガ関係を中心として東郷平八郎、広岡達朗、松下幸之助、近年では松岡修造や大谷翔平がいる。

わたしが昔、故、向井玲二先生(精神科)からいただいた講談社出版の「真理のひびき」を時々、読む。すばらしい教えの数々があり、皆さんも是非、読んで欲しい。

今日は蔵言28を読んでいる。

「人は自己のために活きると同時にまた常に人の世のために活きることを忘るべからず」

解説も要らない文章ですが、「それは人間というものは孤立の存在というものを絶対に許容されないという厳しい天理があるためなのである」と。

孤立と独立とは全く違う。独立は正しい自覚をもつ人間として最も尊い人生状態である。しかし孤立は天理に背反する無価値のものである。自分のことのみ考えて他の人々のことを考慮に入れない人には本当の人生幸福は来ない、と。

是非、天風先生の本を読んでみて下さい。

 

 

糖尿病の治療薬は数多くありますが、一番安い「メトホルミン」。約10円程度の薬ですが、この薬についてお話します。

古くは中世の時代にさかのぼります。フレンチ・ライラックとして知られる花が糖尿病の症状に対して有効である記述が知られています。その成分を抽出して作られたのがメトホルミンです。糖尿病の治療薬として60年以上も使用されてきました。

ところが、過去のデータから驚くべき可能性が指摘されています。それはメトホルミンを服用していた人が服用していなかった人達よりも寿命が伸びている?という指摘です。

メトホルミンは細胞の中でエネルギー代謝システムの調整役を行うAMPKを活性化させます。

現在、米国では65~79才の3000人の患者に対し14の代表的な施設で6年間に渡る検証の真っ最中です。

この結果を是非、早く知りたいものです。

 

 

厚労省がまとめたガイドライン集では飲酒量を「できる限り少なく」とある。

具体的には、1日に摂取する「純アルコール量」20g以上で大腸がん発症のリスクが高まる、と。

待てよ、するとスーパードライ500ml(5%)1缶で25gになるではないか。これではビール中瓶、日本酒1合までか。厳しい数字である。

更に「高齢者は若者より酔いやすい」「女性はアルコールの影響を強く受ける」「自分に合った飲酒量を」と更に厳しい。

さて日経新聞が若山牧水をとりあげている。お酒飲みで有名だが、医者から禁酒を強く命じられて「人の世に たのしみ多し然れども 酒なしにしてなにのたのしみ」。と。

大正末期には1日平均2升5合を流しこんだとある。旅と酒をこよなく愛した歌人だが量からみるとアルコール中毒である。

「酒は百薬の長」。飲み方次第で毒にも薬にもなります。でも、「乾杯」は私は大好きですが・・・。

(追伸)

昨日の大雪で宇和島は積雪大でした。喜ぶのは孫達でした。念願の雪ダルマが完成しました。

愛媛県は広いですね。

 

 

 

 

昔、北陸に旅した時に、お土産を購入し宅配便の手続きをしていました。

「お願いします」と送り先の伝票を手渡しながら、つい咳をしてしまいました。

するとレジ係の女性から言葉をかけられました。

「愛媛県から比べるとこちらは寒く感じられたのでは。お気をつけてお帰り下さい」と。

今の時代にもこんなやり取りが存在することに、ほっこりしたのは言うまでもありません。

私は医療の経営者として多くの人間を雇っています。各部署でこのような接客行為が行われることを祈っています。

人間は忙しいと、いくら朝礼で訓示していても人の優しさに気づかないことがあります。この心の余裕をみんなに持たせたいものです。

(追伸)

久しぶりにK君の写真です。

与那国島は八重山諸島の最西端に位置し、日本で一番最後に夕日が沈む島です。絶海の孤島です。

この小さな島には景勝地が多く「Dr.コトー診療所」のロケ地跡に残された診療所のセット、在来馬である与那国馬が見られます。多くは島をおおむね1周する、いわゆる「一周道路」上に点在するため比較的短時間で観光が出来ます。

写真は西崎(いりざき)の「日本国・最西端之地」碑。それと海上より見た最西端・西崎(いりざき)の風景。

 

 

 

 

今から50年前の1974年にセブンイレブン第1号店が登場しました。コンビニのはじまりです。今やその数、5万店の巨大産業に成長しました。

とてつもない「便利さ」を手に入れました。

何と言っても年末年始。私はまだ東京に居た頃の話。みんな、年末に買いだめをして1月4日までの備蓄をしていました。大学の医局の後輩達(独身連中)が我が家にやってきて食事の提供をしました。家内は大変だったと思いますが、今でも年賀状に「その折は大変お世話になりました」と書いてくる(今は偉くなった)ドクター達がたくさんいます。

その当時を思い出すにつけ、正月でもいつでも何時でも買えるコンビニに敬意を払うべきと思います。それとコンビニのもたらした文化は言葉を縮めることでしょう。コンビニエンスストアが「コンビニ」等、短縮文化が流行となりました。ファミマ、ファミレス、連ドラ、キムタク等々。

一つ心配なのは人手不足で「年中無休24時間」が維持できるかどうか?彼らの「眠れぬ苦労」を社会全体(政府も含めて)で考える時期だと思います。

(追伸)

庭に咲き始めた侘助(わびすけ)。調べると、ツバキより小ぶりで一重咲きの花。半ばまでしか開かない「筒咲き」が特徴とあります。

人間だと半人前かな、と悲しく思いますが更に調べると、質素で静かなる侘び寂びの世界で茶花として愛好され、花弁を散らさず花のまま落ちる、と。

花言葉は「控えめ」だそうです。

 

 

 

 

以前にブログでお話したように週に1回は城山登山を続けています。

当初、片道20分以上かかっていましたが、15分以内で登れるようになってエクササイズの重要さを体験しています。

頂上に登ると色々なお話があります。

①その日も自撮りをしようとしましたが、あまりに景色が良いので近くを通った男性にお願いしました。すると英語でしゃべってきたので「Where are you from?」と尋ねると「Hong Kong」でした。そして、カメラを撮ってくれるときの声かけが何だろう?(はいチーズ??)と身構えていると「スリー ツー ワン スマイル」でした。とても上手に撮ってくれて「Thank you very much」でお別れしました。

②その日は、自撮りで帰ろうとすると老夫婦が松山城をバックに自撮り棒で何回もシャッターを押しては首をかしげていました。きっとぶれたのでしょう。私が近付いて「撮りましょうか?」と尋ねると、奥様が「是非、お願いします」と。私なりに上手に撮れました。尋ねると京都から観光で来られた由。人のお役に立てました。

③年末には孫達と登りました。彼女達のスピードには追いつきませんでしたが、楽しい写真が撮れました。

色々な事が体験できて、1週間の疲れが癒されます。

(追伸)

1月8日にNHKラジオを聴いていると「門松」は正月飾りとして有名ですが、その起源をさぐると、年神様が家へ尋ね入るにあたっての目印だそうです。

松、竹、梅を使いますが、それぞれ理由があります。

①松・・・古来より神が宿る木として考えられてきた。樹齢が長く不老長寿と結びつけられ縁起が良い。神を「待つ」とも。

②竹・・・成長が早く生命力や繫栄の象徴とされています。まっすぐ成長するので誠実な心を表わす。

③梅・・・他の花に先駆けて早春に咲くことから、出世や開運の象徴である。