私の母が6月2日に亡くなった。享年98才であった。

最期は私の診療所の2Fで私自身が治療をしたが、その甲斐なく身内に囲まれて静かに息を引き取った。

そして7月14日、無事に49日の法要を終えたことを、ここに報告致します。

私が「青春の想い出」シリーズを院長コラムに13回にわたって書こうと思ったのも、何かの虫の知らせだったのかも知れない。(6月10日が最終編)。

私は今治に生まれ今治小学校に通っているときに母から愛光学園に行って欲しいと言われ、その指示に従った。詳しくは院長コラムのシリーズ編の中で書いたが、母の願い通り医師になり、東医歯大へ進んだ。

ずっと母は応援してくれた。特に昭和62年に開業した時は、父と共に精一杯、声援を送ってくれたし、私が困ったり悩んだときに電話で困った難題にアドバイスをくれたのも母であった。30周年パーティーの時は全日空ホテルで車イスに座りながらも心のこもった文章を読んでくれて、出席者の方々に謝意を元気よく述べていた。

実家は製菓業であったが小学校の時に私は3人兄妹の中で一番、店の手伝いをしたと自負している。「母ちゃん、もう店、閉めよか」と言いながら夕刻、カーテンを閉めたのも懐かしい想い出である。

そんな母も、17年前に逝った父の所へ旅立った。安らかに天国で暮らすことを祈るのみである。

生前、母とお付き合い下さった多くの方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

 

 

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