余計なことをしたり言ったばかりに、えらい目に遭ったことはありませんか?
今回は「蛇足」について日経新聞春秋欄より引用しました。
その昔、中国の楚(そ)の国での話。宴会にふるまわれた酒が足りず、客たちから文句が出た。
「仕方ない。このさいヘビの絵でも描いて一番早く描いた者が酒を独り占めしていいことにしよう」。
知恵者の提案に、それは良い考えだとみんなせっせと筆を走らせた。
そのひとりは腕に覚えがあったらしい。すらすらと画を描き上げ、勢い余ってヘビに足までくっつけた。仲間の嘲笑を買ったのは言うまでもない。
余計なことを付け加えて本来の価値まで打ち消してしまう。このことを蛇足と言う、という説明でした。
皆さん、参考にして下さい。