11月27日の日経春秋の記事を引用する。
中国の古典に「争臣七人」という言葉がある。
争臣は君主に耳の痛い意見を言える臣下のこと。
でたらめな王様も争臣が7人いれば天下を失うことはない。
この話を聞いた唐の太宗は政務に必ず諌(いさ)める役を加えることにした。
その治世は、中国に空前の安定をもたらす。
またトップが周りの意見を聞かず臣下も、おべっか使いばかりだと国は滅んでしまうと語った、太宗である。その帝王学はすぐれた組織論として現代でも人気であり、企業経営者にも信奉者は多い。
この考えで日本も含め世界のリーダーを見てみると、ハッと気がつくことも多い。
中国にはこんな箴言(しんげん)もある。
「信用されないうちに諫めると、相手は悪口を言われたと感じる。」
悩ましい問題はいつの世にも存在しますね。
12月になってやっと我が家の庭も紅葉となった。やはり、ひと時でも紅葉を見ると季節に巡りを実感する。
だんだん四季から二季になるのが寂しいこの頃である。
一方、まりかの所の和霊神社も見事な紅葉です。
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