松山の桜もいよいよ満開へ向けて、となりました。

さて「ソメイヨシノ」は江戸末期に人工的に作られ明治に入って東京は染井の植木店が広めたそうです。それまでの桜の代表はヤマザクラで「やまとごころ」の象徴として数多くの歌に詠まれています。

徒然草137段の有名な「花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ、見るものかは。」

兼好法師は、「あらゆる事は始めと終わりこそが興味深いものだ。男女の情趣もしかり。逢えない事を憂いて嘆いて長い夜を独りで明かすのも色恋の情趣だ。」と発展させている。

どうか皆様、桜の今と更に散ってしまうまでを存分に味わって下さい。

尚、写真は患者のTさん(男性)が、30周年記念として私にくれたものです。ドンペリとお家に咲いていたという桜です。

桜を愛でながら一杯やろうと考えています。

Tさん、感謝申し上げます。