腎ぞうの機能が悪化して腎代替療法として血液透析(HD)、腹膜透析(PD)、腎移植の3つがある。
さて透析の原因疾患は1998年までは慢性糸球体腎炎であったが、その後は糖尿病が第1位。2位は慢性糸球体腎炎であるが、ここ10年で27.4%から16.9%へ減少。3位の腎硬化症は逆にこの10年で9.0%から14.2%へと増加している。
透析導入患者の平均年齢は1980年代では50才代であったが2015年では69.2才となっている。
最も透析導入者の割合が高い年齢層は男性は65~69才、女性は80~84才で女性の高齢透析導入が目立っている。
75才以上の患者で心筋梗塞、脳梗塞、大腿骨近位部骨折の既往を有する割合が高いことは要注目であり、これらの病気のコントロールを是非行って透析にならないように注意を払って下さい。