秋の深まりと共にイチョウの木も、鮮やかに色付きました。当院南の平和通りもイチョウの街路樹が有名です。全国的にも北海道大学、大阪の御堂筋、鹿児島の垂水など各地にイチョウ並木の名所がある。また「東京都の木」でもある。東京都の担当者曰く、「イチョウは1966年にハガキによる一般投票で都の木に選ばれた。2位はケヤキ、3位はソメイヨシノ。しかし今1番多いのはイチョウではなくてハナミズキなんです。」と。
ハナミズキは紅葉が目に鮮やかで花を咲かせる一方、成長しすぎずガードレールを傷めないなどのメリットがあるそうです。
さてイチョウは排ガスなどの環境汚染や火に強い。昔から神社仏閣にイチョウが多いのはそのためである。浅草寺の鎮護堂の神木は東京大空襲の焼夷(しょうい)弾を浴びながらもその猛火から御堂を守ったという樹齢500年のイチョウである。
イチョウは古代生物の生き残りで、日本と中国の一部にしか現存していません。「ギンナンが落ちて臭い」等の苦情もありますが、どうか街の秋の風物詩として黄葉を今後も楽しんで下さい。