以前に書きましたが脳は元来、否定的なイメージを蓄積してしまう構造です。従って「自分は幸運だ」と楽天的に考えられる人は多くない。運を呼び込むためには意識してプラス思考を心がける必要がある。何事もポジティブにとらえる癖をつければ脳の状態をコントロール出来る。

人間の脳は何かがインプットされた時に瞬時に「快」か「不快」かを扁桃核(へんとうかく)で判断する。自分は幸運だというイメージを脳に植えつけてしまえば扁桃核を常に「快」の状態にしておけるので、おのずと脳がプラス思考になる。

ここからは具体的に考えてみよう。自分が乗る飛行機がトラブルで運休になったとする。ふつうは不運な事態であるが考えを180度変えてみる。トラブルを抱えた飛行機に乗っていて墜落したことを想像すると逆に自分は「運がいい」と言える。現状よりもっと最悪な状況を想像することで現状を幸福ととらえるのです。

心理学ではこれを「反事実的条件」と呼んでいます。

色々な事を考えてみて下さい。失恋しても、新しい出会いのチャンスだとポジティブに考えていますか?

成功した人がよく「あのときに失敗したからこそ、今の自分がある」と言います。一見、マイナスに思える出来事でも不運だととらえないでプラスに転じていけばいいのです。

何回も言いますが脳は元来、悲観的構造なのです。

皆様の幸運を祈ります。