昨年12月14日、2018年度税制改正大綱が決まった。
その中にゴルファー最大の関心事が含まれている。
ゴルフ場で支払うプレー料金に含まれる「ゴルフ場利用税」だ。大綱には「ゴルフ場利用税については今後長期的に検討する」と最後のページに記載されている。
ゴルフ業界全体が廃止を訴えていた同税の存続があっさりと決まり、ゴルファーの税負担は変わらず重くのしかかってゆく。更に、プレー代にかかる消費税とは別にゴルフ場により500~1200円の利用税を支払っている。
消費税を払った上に更にゴルフ場利用税とダブルで税を徴収されており理不尽である。
現在、支払金額のおよそ10%を占めるのがゴルフ場利用税である。それは格安プレー料金を打ち出して集客に必死なゴルフ場にはもっと手痛い。
スポーツであるゴルフに消費税とは別になぜ税がかかるのか?それは1954年につくられた娯楽施設利用税が基になっている。これはゴルフ、パチンコ、マージャン、ビリヤード、ボーリングなどの施設利用に対し地方税としてかかった。そして89年の消費税導入の際、ゴルフ以外の税は全て廃止されたがゴルフだけ取り残され、「娯楽施設利用税」から「ゴルフ場利用税」に改称されて生き残っているのです。これが地方自治体の貴重な財源となっている。15年の同税は約480億円。これがなくなると困る地方自治体があり、首長による猛烈な反対運動が起きている。
スポーツ庁や文科省は廃止を訴える一方で、地方自治を総括する総務省は堅持、と役所でも対立がある。
ゴルフは2020年東京五輪の正式競技であり、19年は消費税が10%になる。
世界を見てもゴルフ場利用税を採用している国はひとつもない。
みなさん、いかが思われますか?
(2017年6月19日、6月22日)にも書きましたがゴルフのプレー人口が減少しています。このままでは団塊の世代の消滅と共にゴルフは消えていくでしょう。その前に手を打って欲しいと思います。
東京の長男が、かの有名な川奈GCに行ってきた、とおみやげをくれました。
私が行ったのはゴルフを始めた26才くらいで、アリソンバンカーで大叩きしてスコアも120ぐらいだった記憶があります。先輩に相当、迷惑をかけました。