健康で快適に過ごせる住居の要件のひとつは「木材使用が多いこと」である。
その昔(1986年)、静岡大農学部で動物実験が行われた。「木」「金属」「コンクリート」の巣箱でマウスの赤ちゃんを飼った。木製の生存率が85%、金属が41%、コンクリートは7%であった。
京大名誉教授の木材・合板博物館(東京)の岡野健館長は言う。「この研究で指摘されたのは巣箱の材質の熱伝導の違いです。木は表面を触るとすぐに体温に近い温度になり一定の温度で落ち着きます。一方、金属やコンクリートは熱伝導がいいので、どんどん熱を吸収します。マウスの体温が奪われたのです。」
それ以外に木材が持つ保湿効果による快適性。どんな木も湿度が低くなると湿気を放出し、逆に高くなると吸収する性質があります。それは温度と湿度の関係で起こり、周囲の湿度が65%に保たれるように作用します。
居間や寝室に木を多く使うと快適でダニやカビなどの増殖を抑え乾燥でのどを痛めることも少なくない。特に子供部屋はフローリングにすると木のぬくもりや香りでストレスが少なく学習に集中できるそうです。ただし木の表面に壁紙や塗料でコーティングすると効果がありませんでした。
白木を使うことが前提です。参考にして下さい。
(追伸)
6月23日のブログの「アピオス」料理について37人の方にアンケートを実施し、No1の料理を選んでいただきました。
結果No1は、Y.Aさんのチーズケーキが15票を獲得し1位でした。
やはり発想の意外性と共に是非食べてみたいという感想が多かったです。選んだ1人、I.Hさんは「アピオスでケーキを作れるなんて素敵です。食器も写真の撮り方もおしゃれでした」と。
ちなみにNo2は6票を獲得したM.Kさんの「ポタージュスープとジャーマンポテト」。院外から投票に参加してくれたT.Aさんのコメントは「夏らしい感じと飾り付けのシンプルさが良かった。」との事でした。