若山牧水という歌人は知っていますね。
「自然美」「旅」「恋愛」「酒」の主題が多いです。
その酒のテーマの中に
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり。」とある。何と25才のときである。
旅を愛し旅にあって各所で歌を詠み日本各地に歌碑がある。一日一升の酒を飲んでいたそうで、当然ながら肝硬変で亡くなった。
さてWHOによると2016年に世界でアルコール依存症に苦しんでいる人が2.8億人と書いてある。
世界の成人人口の5.1%、日本では3.4%が該当する。死亡者も300万人/年と言う。
牧水は43才という若さで亡くなった。朝酒をたたえる作品も見られるが、やはり過ぎたるは・・・である。
当院にも多くのアルコール依存の方が来院する。
「酒は百薬の長」にしたいものである。