葛根湯は正露丸と並ぶ家庭常備薬の代表格。風邪のひき始めの肩や首の凝り、頭痛や鼻水など諸症状に効くユーティリティープレイヤーである。1902年誕生の正露丸よりずっと歴史は古く、中国の後漢時代にはあったとされる。
落語のヤブ医者の小噺「葛根湯医者」も面白い。
「先生、どうも頭が痛くて」
「頭痛かあ。葛根湯をやるよ」
「先生、こっちは腹が痛いんです」
「腹痛かあ。葛根湯をやるからお飲み」
「その隣の方は?」
「付き添いでやって参りました」
「それは退屈だろう。葛根湯を飲みな」
「・・・・・」
それぐらい庶民に浸透していたようです。
成分はくず湯で知られる葛の根にしょうがやシナモン、麻黄などを混ぜたもので、ほとんど副作用はありません。子供にも安心です。
おうちに1包いかがですか?