「うつ」もしくは「うつ状態」になったことは誰もあるでしょう。いや現在「うつ」で苦しんでいる方も多いと思います。
さて今日は「うつ」という漢字「鬱」を書ける人は私の知る限り某精神科医1人です。今はパソコン、スマホの変換であっという間に書けるようになり、自慢話ではなくなりました。
「鬱」を分解すると「林」と「缶」と「ワ」と「鬯」と「彡]になる。「林」は二本の柱でその間に「鬯」(キビから作った酒)を入れた「缶」(酒つぼ)を置き、その上から覆って密閉する形が「ワ」で「彡」は酒の香りがあたり一面に漂っているさまを表す。
要するに「鬱」とは祭祀に使う酒の香りがあたり一面に立ちこめているめでたい状態を表し、そこから「しげる・さかん」という意味を表した。「憂鬱」とは「たくさんの心配事がこもっている」という状態のことである。
気がふさいで誰とも話したくないことは昔からあったのにちがいありません。