開業して32年が過ぎた。

色々な面から「医療」を振り返ってみた。

昭和、平成は懐かしいことが多かった。

①後藤田先生の医院を引き継ぎの時代(昭和61年)は、レセプトは電卓、手書きであった。事務の女の子が肝機能などもGOT、GPT・・・と書いていた。今の事務員は生まれながらにしてレセコンの時代である。

②我々外科医が行ってきたメス開腹手術から腹腔鏡の時代になってしまった。果たしてそれでいいのか?全て腹腔鏡でいいのか?

③医師になった時(昭和)、非A非B肝炎と言っていた時代から、インターフェロンそしてインターフェロンフリーの時代となった。(C型肝炎の登場)。

④ピロリ除菌が進み、進行胃癌が激減し我々外科医の胃切除術の症例が減った。研修医はその意味で苦労するようになった。

⑤生物学的製剤の登場で例えばクローン病で瘻孔が出来ている患者が「レミケード」でみるみる瘻孔が閉鎖した。

⑥いわゆる「抗癌剤」という名前が消え、がん免疫療法と言った別の治療剤が出現してきた。

まだまだ医療は変わっていきますが早期発見、早期治療の勧めだけは変わらないようです。

(追伸)

だいぶカメラ目線に慣れた、まりちゃんです。

(写真2枚)