気圧、気温、湿度など気象の変化によって生じる不調の総称を「気象病」と呼ぶ。
大きく分けて症状は2つ。
ひとつはめまいや肩こり、イライラなどの不定愁訴です。
もうひとつは頭痛や関節痛など、もともと持っている病気の痛みが悪化するもので「天気痛」と名付ける人も居ます。
何故起こるのか?それは気圧の変化は耳の奥の内耳で感じるのだが気圧の変化そのものが体にストレスを与えるからである。すると脳が自律神経にストレス対応の指令を送ります。上手に対応できる人は問題ないものの自律神経が失調していたりストレス対応がうまくできなかったりすると不定愁訴や天気痛が生じるのです。
今年のように気温が急激に変化すると体がうまく対応できません。高い湿度も熱が体内にこもりやすく、これも不調の原因になります。
治療は自律神経の乱れを抑えるように規則正しい食生活、睡眠が基本ですが、あとは抗めまい薬や漢方薬(五苓散、抑肝散・・・)等も有効な場合があります。
主治医に早めに相談して下さい。