総コレステロールが高いと血液がドロドロになり動脈硬化につながるとの“常識”が浸透しているが大間違い。コレステロールは無色透明で血液中を流れている時は全くの無害。ドロドロともサラサラとも関係しない。
細胞膜との構成に必要なコレステロールを細胞に運ぶ役割を担っているのがLDLです。ところが遺伝や体質でLDLが過剰になると血管壁に入り込み蓄積される。最も危機的な数値は180以上で心筋梗塞、狭心症の発症リスクが極めて高い。
180以上なら高コレステロール血症薬「スタチン」が必ず必要となります。
LDL140~180なら中性脂肪との関係に注目。
中性脂肪が多いとLDLを小型化し「スモールデンスLDL」が増え血管壁に入り込んで動脈硬化を進行させます。そのため薬物治療が必要なことが多いです。
心筋梗塞、脳卒中の予防についてLDLコレステロールの値を是非、主治医に相談して下さい。
総コレステロールで判断する時代ではなくなりました。
今年のブログは今日で終わりです。一年間、お付き合い下さりありがとうございました。
来年のブログは1月5日(木)からとなります。
どうか良いお年を。ゆうちゃんからもGood bye。