今年の医学誌「ソラックス(Thorax)」に面白い論文が掲載された。「バグパイプ」を趣味で毎日吹いていた男性が咳、痰、呼吸困難を起こし悪化して亡くなったというもの。
詳しく問診するとバグパイプを演奏してなかった頃は症状が出ませんでした。そしてそのバグパイプの内部から数種類のカビが検出されました。
しかしこれは「カビによる肺炎」ではなく、カビの成分のタンパク質に一種のアレルギー反応を体が起こしてアレルギー性の肺炎になったのです。一度そうした反応が成立してしまうと少量のカビを吸い込むだけで再び重い症状が出現します。これを「過敏性肺炎」と呼びます。
楽器ではトロンボーンやサクソホンでも同じような報告があります。演奏をやめるか楽器を洗浄してカビを除去すると症状は改善します。
どうか楽器演奏者の方は呼吸困難には注意して下さい。

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(追伸)

先日の「ハゼノキ」の場所がよく分からないとの指摘が何件かありましたので下に地図を添付致しました。御活用下さい。

 

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