「青春」について色々と考えてみたい。
私の好きなサミュエル・ウルマンの有名な「青春の詩」。
その中で「青春とは人生のある期間を指すのではなく心の持ち方を指すものである」と書いてあるが、日本では「人生の応援歌」として受容されている。私も結婚式のスピーチでよく使わせてもらった。
さて漢字的に考えてみると日経新聞で有名な阿辻哲次先生は「青春」という漢字を次のように解説している。
各国には春の到来を感じさせる独特の光景があるが、それはほとんどの場合、植物に関係している。厳しい冬に耐えて静まりかえっていた木々や花々がうららかな陽光をあびて成長をはじめようとする時、人はそこにたくましい生命力を感じとる。
杜甫の詩句「山青くして花燃えんと欲す」は、緑一色の染められた山に赤い花が燃えるように咲いているさまをうたうが、さてどんな花を見て詠んだのでしょう。
「青」と「春」をつなぐと「青春」。青春とは芽吹き出した植物のように無限の可能性を秘めて、これから花を咲かせていく時期なのです。
青春を過ぎたと嘆くのではなく、むしろこれからの「青春」で新しい芽を出し大きな花を咲かせる努力をしてみたいものです。
私も「青春」をしたいし、読者の皆様も「青春」して下さい。
(追伸)
コロナでゆっくり自然を眺めることがなかった今春ですが、病院の屋上にふと上がってみました。すると秘書さんが植えてくれたチューリップが満開でした。
年年歳歳、花相似たり。
ほんわかとした気分になれました。
ほっ。