前に(1月20日号)でオリオン座のベテルギウスが超新星爆発を起こしそうだ、と書きました。
「超新星」というと新しい星の誕生のようですが事実は真逆で星の最後、つまり「死」なのです。
今回は4月19日の日経新聞の坂井修一さん(歌人)の論文から引用してみます。
ベテルギウスは和名「平家星」。この星が赤い色をしていることから、平家の赤旗にちなんでつけられた名です。大空の平家も本家同様、盛者必衰の理に従って滅びようとしています。
さて太陽よりずっと重い星は年を取ると、ふつうに光っていることができなくなり大爆発を起こす。このとき宇宙に光をまき散らすので離れたところから見ると新しい星が誕生したように見えるのです。
中でも大規模なのを「超新星」と言います。
これは100年に1度あるそうで長生きすると一生に1回くらい見られそう、との事。
月と同じくらい明るい星が昼の空に突然出現するそうです。
さて、ベテルギウスはどうなるでしょうか?