原因不明の体調不良や体のだるさの時に疑う病気の1つに「副腎不全」があります。
腎ぞうの上にある小さな臓器ですが、いわゆるステロイドホルモンを分泌しています。
ステロイドはストレスと戦うホルモンです。体に病気や過労などのストレスがかかると、それに耐えるためにステロイドホルモンが分泌されます。
ところが副腎の働きが悪かったりすると副腎不全になり、体はだるく重く感じ、進行すると血圧が低下し低血糖になり低ナトリウム血症にもなります。
原因不明のだるさが続くときはホルモンの異常を疑う必要があります。
(追伸)
以前にお話した、盲導犬ばん君が再び飼主と来院しました。ラブラドール・リトリーバーはとても賢い犬です。診察室でも「sit(座れ)」の命令できちんと左横に座って動きません。ばん君は6才ですが患者さん曰く、「9~10才で引退することを考えると、今から辛い」と。
皆さん、当院で見かけたらどうか優しい気持ちで接してあげて下さい。お利口の写真をどうぞ。(尚、飼主の同意を得ております。)