何となく自分にはあてはまらないだろうとタカをくくる血液数値。
善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)のお話は何度もしましたが、LDL=300でも「別に」と取り合わない人が数人居るのも事実です。今日は病原体から守る免疫系にもコレステロールや中性脂肪のバランスが大きな影響を与えることが分かってきたというお話です。
今年の米国の内科専門誌に「HDLが高いほどその後、肺炎で入院するリスクは低下。中性脂肪が高いほどリスクが増加する」と発表されています。
脂質のバランスが良いと免疫の力も強くなり、肺炎にもなりにくいことが推測されます。
中性脂肪のコントロールは動脈硬化の病気ばかりでなく肺炎の予防にも役立ちそうです。
運動、食事、体重のコントロール、ひいては内服薬を使って健康な体を作って下さい。