この病気は加齢で発症する目の病気です。

網膜の中心部の「黄斑」に異常が起き、見たいものが見えなくなります。

治療を受けないと失明に至ります。

黄斑の下に水がたまる「滲出型」が圧倒的に多いです。

血管内皮増殖因子(VEGF)によって細い新生血管ができ、それが破れたり血液や水分が染み出したりします。現在の治療はVEGF阻害薬を目の中に注射します。しかし1回で終わらない欠点があります。ところが新薬、ブロルシズマブ(商品名ベオビュ)が登場し、3ヵ月に1度の治療で良くなりました。

予防も必要です。加齢のほか喫煙、野菜・果物などの抗酸化作用のある食物の摂取不足、日光暴露、運動不足、肥満などが原因です。特にサングラスは予防に欠かせません。緑内障と並んで50才以上では定期検診を受けましょう。