今日は12月8日の日経新聞、「春秋」から引用してみた。

大阪は知られざる鍋大国である。てっちり、うどんすき、かば焼きの頭と焼き豆腐を煮込む半助鍋、等々。北前船が運んだ北海道の昆布からとるだしが「鍋もん文化」を育んだ。

「旨いもんはみんなで喰う」が大阪人の気質である。

関西・大阪21世紀協会がホームページに紹介している。しかし鍋を囲む年末年始の食の風景は食い倒れの町に限らず今年は全国で様がわりしそうである。今年は1人1つ配る「弧鍋」だ。

美食の国フランスでは革命下の平等主義の考えがレストランの普及につながった。ペストなど感染症の流行も背景にあったとされる。各個人が、それぞれ食事をとる。どうやら全世界でこのスタイルになりそうである。おとなしく、ゆっくり食べましょう。