東京上野の不忍池は誰しも行ったことがあるでしょう。中央に弁財天を祭る弁天島があり、そこには知る人ぞ知るユニークな石碑が集まっている。

石碑があるのは緑青に覆われた屋根と六角形の外観が印象的な弁天堂の周辺。「ふぐ供養碑」や「スッポン感謝之塔」「鳥塚」「魚塚」などがある。

弁天堂によると殺生を禁じる仏教で慈悲の行いとされる「放生」の池に見立てて、商売でそれぞれの生き物を扱う業界団体が感謝と供養の意味で建てた物だそうです。

不忍池の東側に位置する石段を上った先には京都の清水寺を模した清水観音堂がある。

この舞台から松の枝が描く円の向こう側をのぞくと弁天堂を見下ろすことが出来て何だか楽しい気分になります。