この冬のコロナ新規感染者数の増加は空気の乾燥や寒さが影響している部分もあり、必ずしも私達の対応が不十分なせいだとは言い切れないように思える。
残念なことに重症になったり命を落としたりする人が居るのは確かだが、第1波、第2波は抑え込むことが出来た。
これは私達誰もが出来る限りの工夫をして感染を防ぐ努力をしてきたからである。
さて、精神医学的な側面でみてみよう。毎日の感染者数の「増加」をみると、自分が無駄なことをしてきたような気持ちになる。「どうせ何をやってもダメだ」といった考えが強くなり、悲観的な世界に入り込み、努力を続けようという意欲が失われてくる。
こういう時こそ心のディスタンシング(距離をとる)を行って、自分のこころから距離を取ってその位置から冷静に自分を見つめ直して下さい。
意外に、こころの力が湧いてくると思います。