50年以上前に心理学のマーティン・セリングマン博士が発表した「学習性無力感」の実験がある。 「どうせ何をしてもダメだ」という無力感を学習すると頑張らなくなることを実証した実験である。犬を使って行われた。 ここに現代の心の持ち方のヒントがある。 緊急事態宣言を出しても大幅に減らなかったと言われると「何をやっても同じだ」という考えに陥りやすい。一時のピークに比べると確実に減っているのは事実だ。何が良くて何が良くなかったかを冷静に判断し明確なメッセージを発信すれば多くの人が抱いている無力感は和らぎます。 「やっぱりダメだった」を口走らないようにしましょう。 2021-06-10