最近、ある男性が、「からすに頭をつつかれた。」と来院。会社でかなり出血していて、病院へ行くように言われたそうです。
見ると写真のように頭頂部に切創があり裂けています。縫合も考えましたが、雑菌混入も考え、消毒、ガーゼで覆い、2日間で治癒しました。
私も34年間、やってますが、ここまでのからすの攻撃は初めてです。
そこで実態を調べてみました。
カラスには主に「ハシブトカラス」と「ハシボソカラス」があり、人を襲うのはハシブトカラス。繫殖期のヒナを守るため巣のそばを通りかかる人の頭を攻撃し、その時期は4月からは8月が多いそうです。巣の近くを通るときは帽子が必須だとか。
今までそこまではと考え、「カラスの勝手でしょ」などと安易に考えていた自分を反省しました
皆さん、気をつけて下さい。
(追伸)
余談ですが1930年代、旧ソ連で吹き荒れたスターリンによる大粛清の嵐。罪のない人々を護送した特別車両は「黒いカラス」と恐れられました。