性病予防法に梅毒や淋病等が入っているが、最近はクラミジアやヘルペスウイルス、尖圭コンジローマ、エイズなどたくさんある。
今日は「梅毒」を取り上げる。
「コロンブス」の「三大罪悪」をご存知ですか?
それまでヨーロッパには存在していなかった「とんでもなく悪いもの=梅毒、たばこ、アメリカ」を発見して世界中に、はびこらせてしまったというのである。
梅毒の起源はコロンブスの一行の乗組員が現地の住民との性交渉の結果、そこに以前から存在していたトレポネーマ症に感染し、ヨーロッパに持ち帰った訳です。日本では梅毒の最初の記載は1512年のことで三条西実隆の「再昌草」(さいしょうそう)に「唐瘡」(からかさ)の文字が見える。すでに京都や堺でも大流行していたようです。
漢字圏で「梅毒」、英語名はsyphilis(ジフィリス)あるいはlues(ルーエス)。ドイツ語もLuesです。
1940年代のペニシリン普及以降、先進国では著しく減少したが、2010年代の日本においてさえも、毎年、数千人がかかっています。