古くは快傑ゾロやバットマンまで西洋のヒーローは目元を隠している。片や日本の正義の味方、例えば昭和の鞍馬天狗や月光仮面は口元をしっかり覆っている。
マスクをつけることへの抵抗感の差は、こんな文化的背景の違いから分かる。
以下、東大名誉教授で「顔学」を究める原島博さんの話である。人間は顔の下半分で感情を表し、上半分で私は何者かという識別情報を伝える。だから会話する相手の口元が見えないと気持ちがよくくみ取れないという。
日本に比べ欧米の人々が口を隠すことを嫌うのは、情緒を豊かに表現するのが自然な社会だからです。マスク文化で今回、分った日本と西洋の違い。こんな歴史的背景があったんですね。
でも、そのおかげで日本人はコロナ感染の予防をマスクでしっかり行っています。