日本人の好みは「冷えた炭酸」の部分にある。
江戸末期まで存在しなかったものが「炭酸飲料」だ。これは明治になって発見されたもので最初はサイダーだった。日本人は無類の炭酸好きである。最近は「強炭酸」がブームのようである。
日本は湿度が高いから炭酸の刺激が心地いい。ビールだけではなくサワー系が人気なのもそのせいでしょう。
幕末になって海外から最初に入ってきた酒がワインとビール、ウィスキーとブランデーだった。このときの幕府の役人は「ワインよし、ビールなおよし」であったそうである。ビールは肉でも魚でも野菜でも合う。
明治になって日本人の生活を大きく変えたものの筆頭はビールかもしれない。
黒船は「肉とビール」を運んできたと言えるのである。
どうかコロナ明けに「ビールでまず乾杯」といきたいものである。