「東のアンコウ、西のフグ」と言われるほど珍味として重宝されているアンコウ。

江戸時代には水戸藩から将軍家へ献上されたこともあり東の代表格の魚でした。

私も研修医の時に先輩に「アンコウ鍋」の専門店によく連れて行ってもらいました。食べたことがなく、驚きでした。(神田近辺。いせ源。)

英語ではアンコウはangler fish(釣りをする魚)とも呼ばれ、主としてプランクトンや小魚を食べます。

さてアンコウは「背骨以外、食べられないところはない」と言われキモ、身、エラ、皮、トモ(ひれ)、ヌノ(卵巣)、水袋(胃)を「7つ道具」と呼び、さまざまな味覚を楽しむことが出来ます。

栄養価を調べると100g当たり58kcalと低カロリーで、良質のタンパク質を含みます。脂質と炭水化物はほぼ含まれていません。またビタミンA、C、Eは全食品の中でもトップクラスの含有量です。

是非、機会があれば、あん肝やあんこう鍋を食べて下さい。体が温まりますよ。