コロナにより人との接点は限られ、生活様式が変わった。この環境に適応するためにも原点にかえり「食う・寝る・遊ぶ」を大切にしたい。
まずは「食う」。体の6割を占める水分は特に重要です。炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルといった栄養素も十分摂取しなければならない。食事は単なるエネルギー源ではない。近しい人と食卓を囲んで話したり、食を楽しめる心は人間ならではだろう。
次は「寝る」。心身の回復につながる不思議な機能です。睡眠中に全身が免疫細胞やホルモンによってメンテナンスされ目覚めてからの活動に備えられる。
「私は短時間睡眠で大丈夫」と言う人がいますが、それはウソ。やはり免疫系を考えると6時間は欲しい。
そして「遊ぶ」。いわゆるリフレッシュです。趣味が楽しめるかどうかは心身の状態のバロメーターにもなります。
最後に「ぼんやり」する時間も大切です。景色をぼんやり眺め、ゆったり音楽を聴いていると活性化するのが「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる神経の働きです。DMNは脳を整理し次の活動に備える力を発揮します。
たまに「ぼんやり」を意識して過ごして下さい。