新大陸の原住民にO型が多い(70~100%)と言う。もともと新大陸にはマラリアがなかった。それが16世紀にスペイン人によって持ち込まれ、今日では多くの地域がマラリア汚染地帯になっています。しかしその時、同時に持ち込まれた天然痘のほうが大きな影響を及ぼしました。

数十年の間に原住民の9割が亡くなり、インカ帝国やアステカ帝国が滅亡したのです。

さて重症化リスクについての研究ではA型+AB型がB型とO型と比べて9.8倍も重症化しやすいことが分かりました。

新大陸の住民にO型が多いのは、天然痘の大流行の結果のようです。

B型は天然痘に対して生存確率が高かったのですが、マラリアによってその後は淘汰を受けて結果的にO型がもっとも生き残る可能性が大きく、そのまま今日に至っているようです。

インカ帝国滅亡の原因が天然痘だったとは・・・!?

 

(追伸)

宇和島は天赦園の上り藤。きれいですね。

お友達と一緒です。