「鰹節」。今ではお手軽な「削り節」のパックが売られているが、昔は子供達が鰹節をよく削らされた。しかしこれをお湯にくぐらせるだけで、あの玄妙で複雑な味わいの素になるなんて誰が考えたんだろう?西暦1500年代、室町時代には今の物に近い形態が完成していたというのだから驚きである。
「和食」の味が飛躍的な向上を遂げたのは「出汁」と「しょうゆ」の誕生によると言われている。両者が揃い踏みをして文化が爛熟する「江戸時代」は幸運であった。
さて「鰹節」は時代によって形を変えてきた。何十年か前には結婚式の引き出物には必ず添えられていたし、その名残は今も「パックの削り節」に引き継がれている。又戦の折には「勝男武士」と縁起の良い文字に置き換えこれを携行した。
白いごはんの上にパラパラッとふりかけそこへちょいとしょうゆを垂らしても充分に美味しい。日本の犬や猫も昔から舌が肥えていたと思います。
げに恐ろしき伝統の味でした。
(追伸)
神様の計らいにより出来た まりか、ゆうり姉妹。
きっと末長く仲良く暮らすのだろうな、と遠い未来を考えてしまいます。
「まりか」は神様の「ゆうり」へのビッグプレゼントですね。
添い寝がサマになっていますね。