お酒の会は忘年会や新年会等でも仕事中心の会話をしている同僚と違う雰囲気で話せて、つながりを確かめあえる貴重な機会です。

人間関係をスムーズにする潤滑油のような役目を果たしますが、こころの健康という意味では気をつけた方がよい点もあります。

アルコールは気分を抑うつ的にさせたり眠りを浅くさせたりする作用があるからです。よく「だってお酒を飲むと楽しくなるじゃないですか?」と聞かれますが、それはアルコールによって脳の働きが落ちるからで気持ちが明るくなっているわけではないのです。

アルコールは「ダウナー」と呼ばれ気分を押し下げる薬理作用がある物質群のひとつです。気分を晴らすつもりで飲んでいたアルコールのために逆に気分が落ち込み、さらにアルコールの量が増えるという悪循環にもなりかねません。

最後にアルコールを寝酒にするのは間違いです。寝つきが良くなるように思えますが眠りの質は悪くなります。

どうか楽しいお酒を飲んで下さい。

(追伸)

入院患者のSさん(女性)が私のために、千羽鶴を折ってくれました。

1000羽折ることで病気治癒、長寿がかなうと昔から言われています。私の健康を祈ってくれたSさんに感謝です。