悪天候に泣く、非運に泣く、等、「涙」にはネガティブな使われ方が多い。
しかし医学的にはプラス面もある。
涙液には2つの役割がある。一つ目は平常時、角膜に栄養や酸素を提供し異物や雑菌の侵入を防ぎます。
もう一つは非常時の役割。心身にとっての有害物を排出する機能。例えばタマネギを包丁で切って飛散する硫化アリルを洗い流すため大量の涙が出ます。
排出するのは情動的なものも含みます。涙には「コルチゾール」というホルモンが含まれます。ストレスホルモンとも言われますが持続的なストレスによって分泌量が増えると高血圧、高血糖、免疫機能の低下などを引き起こすとされる。
泣くことはストレスホルモンの排出になるのです。
何かをため込んでいる日々が続くときは、信頼できる人に話したり映画やドラマを見て泣くのも良いと思います。