火薬から生まれた医薬品は多い。
火薬、印刷術、羅針盤は西欧にルネサンスをもたらした三大発明とされているが実はそれらの起源は、いずれも古代中国にある。
火薬、大砲、鉄砲が登場し、戦争の仕方も大いに変わった。特にダイナマイトの誕生は特筆すべきである。1846年、トリノ工科大学のアスカニオ・ソブレロがニトログリセリンを合成した。
スウェーデンのイマニュエル・ノーベルは、この物質の火薬としての可能性に注目して爆薬製造に乗り出した。その子供、アルフレッド・ノーベルはニトログリセリンの安定性を高める研究を進めて「ダイナマイト」を作った。しかしこのニトログリセリンこそが、狭心症の特効薬になるとは誰が予想したでしょうか?
爆薬⇒医療だったのです。