脳梗塞は突然起こる5つの症状が見極めの決め手になります。なぜ早期の受診が必要か?

今や早期に受診すると「血栓溶解療法」という内科的な治療が可能になるからです。早い段階で「t-PA」という血栓溶解剤の投与をすると血流が再開し、脳細胞の壊死を未然に防ぐことが出来るのです。

脳梗塞はある統計では4割の患者は発症前と同程度に回復、6割は後遺症が残るか死亡すると言われています。

さて5つの症状とは?

①立てない、歩けない、ふらふらする

②ろれつが回らない、言葉が出てこない

③片方の目が見えない、二重にものが見える、視野の半分が欠ける

④片方の腕や脚にマヒやしびれがある

⑤経験したことがない激しい頭痛

⑤はクモ膜下出血の症状で、これはまず見落としません。

よ救急車を呼ぶのをちゅうちょするのは「認知症の表れ」と本人も家族も思い込む場合です。

①~⑤の症状があれば即座に受診して下さい。

(追伸)

ゆうちゃんがやって来ました。

診察室で写真を撮ると成長が分かります。

マンガを描くのも上手ですね。