4月1日から自転車乗員のヘルメット着用が努力義務化されました。同乗する人も着用しなければなりません。

これからは全年齢が対象になります。

また日本産業規格(JIS)で定められたもので、あご紐も付いているものです。

努力義務で罰則はありません。

しかし、外来診療をしていると自転車に乗った大学生が車にはねられて頭部に外傷を負った方が多く見受けられます。この5年間で自転車に限って調べると死傷者に占める致死率は非着用者が着用者の2.2倍であったという国の統計があります。

更に実験研究で1度、打撃を受けたヘルメットでは、その保護作用が減弱することがわかっています。

転倒などでヘルメットが外力を受けた際には新しいヘルメットに交換することをお勧めします。

(追伸)

努力義務とは言え、医療者として模範になるように、4月に当院に入職した鈴木緋乃さん(鍼・マッサージ師)は通勤用に早速ヘルメットを買いました。

事故に巻き込まれても軽傷ですみますように。