みなさん、自分は「ユーモア」があると思いますか?

ユーモアとは心の心を和ませる「おかしみ」、また人を傷つけない上品な「洒落(しゃれ)」といったものを指します。日本人でユーモアに富んだ人に、十返舎一九がいます。「東海道中膝栗毛」の作者で有名ですね。

一九は家財道具を質屋に入れ金を工面して飲むほどの酒好きでした。そこで殺風景になった部屋の壁に紙を貼り、そこにタンスや棚の絵を描いたそうです。

そんな一九の辞世の句は「この世をば どりゃおいとまに 線香の 煙と共に灰左様(はいさよう)なら」でした。一九は近親者に自分が死んだら火葬に出してくれと言ってました。火葬した所、懐に仕込んであった花火が炸裂して参列者を驚かせたとか。

四角四面の生活も大事ですが時にはユーモアを取り入れて潤いのある生活をしたいものです。

(追伸)

恒例のK君の写真です。

京都、神護寺(じんごじ)の今年の紅葉です。本当に「紅」が素晴らしいです。松山の市街では、今年も「紅」はほとんど見当たりませんでした。

神護寺は京都北西の郊外にあり、和気清麻呂が建立して1200年の歴史がある寺院です。

神護寺金堂(本堂)に続く階段にかかる紅葉は観光スポットによく使われるそうです。